【本日の一品】「フランス絵画の精華」展のオリジナルグッズをゲット!

大阪市立美術館で「フランス絵画の精華ー大様式の形成と変容」展を見てきました。その時にオリジナルグッズを購入したので紹介します~!

展示自体は、副題の通り17世紀~19世紀のフランス。古典主義、ロココ、新古典主義、ロマン主義などの、「様式」がいかに作られたのか、どう変容してきたのかが紹介されています。美術史が怪しいワイ、もっと勉強してきたら楽しい展覧会だったに違いないと反省…。

「ベルサイユのばら」コラボグッズを発見!!

今回発見したグッズの中で一番の見どころはこちら。

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ベルサイユのばら クリアファイル 300円

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ベルサイユのばら メモ帳 250円

ベルサイユのばらーーー!!!時はまさに18世紀のストーリーですもんね。コラボグッズとして、クリアファイルとメモ帳が販売されておりました。

【ピクサーからディックブルーナまで 夏休み、お盆休みのおすすめ展覧会情報】2020年8月8日(土)~19日(水) | アルトネ 2020年8月8日(土)~19日(水)の福岡、九州、山口のおすすめ展覧会情報を一挙ご紹介!(展覧会名をクリックすると詳細artne.jp

こちらにも情報ありました↑

事前に全然リサーチをしていなかったので、まさかこんなコラボグッズがあるとは知らず…昨今の「な、なぜこのイラストレーターさんとコラボしたのだろう…?」と疑問になるコラボよりずっと良い。

ベルばらファンは作品世界を展示で楽しめますし、これを機に「ベルサイユのばら、ちゃんと読みなおすかー」って方もいるんじゃないかしら。もっとがっつりコラボしてほしかったー!

その他グッズ

他にもこんなグッズを見つけたので買ってきました。

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色鉛筆 990円

外箱へのプリントだけですが、色鉛筆は珍しいなと思い購入。作品は、エリザベト=ルイーズ・ヴィジェ・ルブラン《クリュソル・フロランサック男爵夫人、アンヌ=マリ・ジョゼフィーヌ・ガブリエル・ベルナール・ド・ブーランヴィリエ》です。溌溂とした表情を描いた作品だったな。

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ボールペン 305円

こちら、展覧会オリジナルかと思ったら、東京富士美術館の表記があったボールペンでした。

東京富士美術館公認ショップ ミュゼック・ストア / ボールペン 散歩musek-store.com

こちらでも購入できます↑

プリントされている作品はマネの《散歩》ですね。

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マスキングテープ 600円

オリジナルのマスキングテープもありました。展示作品が縦に並んだデザインです。これならもう少し幅が太いテープだとありがたかったな…。

おわりに

過去に何度か、「コラボグッズはせめて!せめて展示と関係あるものにしてくれ!!」と言っているのですが、今回のベルばらコラボ、もっと踏み込んだものにしてほしかったなー。とっても良いコラボなのに

https://note.com/embed/notes/na254ec21bf33

こことかでぎゃんぎゃん言っているのでぜひ↑

もう少し、購入したものツアーは続きます!引き続きお楽しみに◎

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【本日の一品】椿を堪能せよ!根津美術館で安らぎのひととき。

こんなに東京もコロナウイルスが蔓延してしまうとは…いつもお世話になっている人もそうでない人も、皆さんの安寧を祈り続けています。

今回は、先日、根津美術館に行ったときに購入したものをご紹介しますね!

百椿図をぜひ見てほしい!

百椿図(ひゃくちんず)ってご存じですか?根津美術館東京・南青山に実業家・初代根津嘉一郎の蒐集品を元に1941年に開館した根津美術館。国宝、重要文化財を多く含む日本・東洋古美www.nezu-muse.or.jp

根津美術館にあるコレクションの一つなのですが、狩野山楽の描く美しい椿に、文化人の和歌や漢詩などが添えられています。

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百椿図 1,200円

その展示があまりにも素敵だったので、紹介されている冊子を購入しちゃいました。発色の再現もよくできていて、読み返すたびに感動が蘇ります。

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シール 百椿図 200円

シールも一緒に購入しちゃいました。ほらこんなに、椿の楽しみ方のバリエーションが描かれているんですよ!

「え、これも椿の品種なんだ!」という変わり種もあったりして、ぜひ椿好きは手に取ってほしい逸品です。

燕子花図のグッズはもちろんたくさん!

根津美術館といえば、尾形光琳の《燕子花図》ですねぇ。

根津美術館東京・南青山に実業家・初代根津嘉一郎の蒐集品を元に1941年に開館した根津美術館。国宝、重要文化財を多く含む日本・東洋古美www.nezu-muse.or.jp

もちろんそのグッズもたくさん取り揃えられています。

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香り袋 燕子花図 880円

一番気に入っているのはこちらの香り袋。保存用にしか購入していなかったのを悔やむ…衣類の引き出しに入れて香りを楽しみたい!

お香は結構いろいろなミュージアムショップで揃えられてきたのですが、香り袋ってなかなかないんですよね。東京都庭園美術館にサシェはあるのだけど。

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燕子花図の文房具も充実しています。これはだいぶ前に購入したふせん。

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燕子花マスキングテープ 600円

マスキングテープも!お手紙などに張ると一気に華やぎますし、何より実物を見に行きたくなりますね。本当に素敵なので、多くの方に見ていただきたいなぁ。

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これもだいぶ前に購入した懐紙。お茶会だけでなく、仕事場でちょいとお菓子をつまむときなど、ティッシュ代わりに使ってみてもいいかも!

双羊尊グッズもチャーミング!

根津美術館を代表する考古の収蔵品といえば、そう!双羊尊!

根津美術館東京・南青山に実業家・初代根津嘉一郎の蒐集品を元に1941年に開館した根津美術館。国宝、重要文化財を多く含む日本・東洋古美www.nezu-muse.or.jp

羊の頭が合体した酒器です。めちゃくちゃ貴重な品で、大英博物館と根津美術館のもの以外には遺っていないそうです。

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お干菓子 双羊尊 880円

お茶をやる方はもちろん、この可愛さはそうでない方にも楽しんでほしいですね。私は東京土産として、根津美術館に行ったときはよく友人に買って帰ります。パッケージも上品なので、年上の友人にいつも喜んでもらえます。

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双羊尊変形ポストカード 金茶 200円

ポストカードは変形のものを購入しました。ミュージアムショップには使用例も紹介されていて、これがクスリと面白い。ぜひ見てみてくださいね。

おわりに

「都内の美術館のミュージアムショップならどこがおすすめ?」と聞かれると、私は結構根津美術館と答えています。素敵なミュージアムグッズがそろっているのはもちろん、コレクションとして名品も多く、独自性のある展示がされているので、ショップだけではなく展示をがっつり見てほしいです。建築も楽しいですしね。

ここ最近全然更新できていないのですが、それでも遊びに来てくださる方が多くて感謝感謝です。引き続きよろしくお願いいたします。

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【本日の一品】「東京ビエンナーレ2020計画展」を雨の中見てきたの巻

東京での博物館旅もいよいよ佳境に入ってきました!今回は土砂降りの雨の中、「東京ビエンナーレ2020計画展」を見て、アーツ千代田3331のオリジナルグッズも購入してきたのでご紹介します!

購入したミュージアムグッズ

今回はアーツ千代田3331のオリジナルグッズを2つほど購入してきました!

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3331Tシャツ 3,331円

まずはTシャツ!このロゴ可愛いですよね。普段使いできちゃう。黒地の印刷もとってもかわいい。

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クリアファイル 200円

こちらはロゴ入りのクリアファイルを記念に買ってまいりました。

展示の感想と見どころ

この日は取材の間で伺い、しかも雨だったので、かなり駆け足になりましたが見れてよかった~!

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アーツ千代田3331、とてもきれいな会場です。来年の「マニアフェスタvol.4」でもあるので、参加者として行けるのがとっても嬉しいな。

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この日の目的はこちら。東京ビエンナーレ2020計画展です。

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会期 2019年10月12日(土)〜11月4日(月・祝)会期中無休
開場 11:00-19:00 入場は30分前まで
会場 アーツ千代田 3331 1階 メインギャラリー (千代田区外神田6-11-14)
主催 一般社団法人東京ビエンナーレ
入場料
一般500円、高校生以下無料(入場料収入は東京ビエンナーレ2020の支援金として活用いたします)
HOW TOKYO BIENNALE?東京ビエンナーレ2020 計画展 | 東京ビエンナーレ2020 プレイベント東京ビエンナーレ2020 プレイベント東京ビエンナーレ2020は、文化芸術にとどまらない多方面のジャンルの専門家や地域住民・企業人たちと共に、2020年とその先tokyobiennale.jp

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もう展示は終わっちゃいました…。私もぎりぎりに駆け込んだので見られてラッキーです。

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ふむふむと思いながら見ていて、一番楽しみなのはこの「Praying for Tokyo 東京に祈る」。東京の過去への鎮魂、という視点はとても大事。もっとこういう視点でキレキレな作家が来るのかな、と思っていただけに、ちょっと全体的にポップだなという印象でした。

色々、展示による作品のプレゼンテーションは見れたものの…うーん、ちょっとまだ芸術祭全体をぶち抜く芯が見えなくて、散漫な印象です。「東京」をテーマに各作家が好きなことやってるイメージ。

なのでこの展示を見た来館者が、意見を書いたりできるスペースが展示として設けられているとよかったなと思います。双方向でのコミュニケーションがしたい!という気持ちになりました。

展示とミュージアムグッズのつながり

私はもっとアーツ千代田3331のオリジナルグッズが欲しかったのですが、ショップを何周もして見つけられたのが、Tシャツとクリアファイルだけでした。昔はもっとあった気がするんだけどな…。

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この施設はロゴもこんな風にシンプルで素敵なので、もう少し展開してくれたら嬉しいな、なんて…!

東京ビエンナーレのグッズもこれからですよね。個人的には、芸術祭のオリジナルグッズで一つプロジェクト作ってほしいくらい。東京じゃなくてもいいし札幌でもいいんだけど。それが成立する時代になってきてると思うんですよね。むしろやりたいんだが…!

おわりに

東京旅はこれでいったんおしまいです!長々とお付き合いいただきありがとうございます。今週残りの更新は年末ということもあるので、今年の展覧会やミュージアムグッズのベスト5などの企画をあげようかな?

それではまた次回~!

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【本日の一品】世田谷美術館で「展覧会の後方支援」としてのグッズ展開を考えるの巻

東京旅も終わりに近づいてきたこの日、卯野たまごさんと一緒に世田谷美術館「チェコ・デザイン100年の旅」に行ってきました!

そのあと、CatsMeowBooksさんにも連れていっていただき、充実した一日でした…!

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娘は猫さんを愛で、大好きな重松清作品を購入しホクホク。私はビールをいただき卯野さんと楽しくお話して、幸せな一日でした…!

購入したミュージアムグッズ

さて、今回購入したグッズ。展覧会グッズと美術館のオリジナルグッズを購入してきました!

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クリアファイルA4(ティーセット) 440円

このラジスラフ・ストナルの耐熱ガラスのティーセット、とっても素敵でした。ストナルの作品をちゃんと見るのは初めてだったので、もうメロメロです。

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クリアファイルA5(ネコのアコーディオン) 374円

こちらはリブジェ・ニクロヴァーの≪猫のアコーディオン≫。実家でもネコを飼っているのですが、びっくりした時の猫って、確かにこんな風にアコーディオンみたいになることがある!ピンとした尻尾も驚いた表情も、この表現でとってもリアルに感じます。

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ポストカード 122円

椅子好きの娘が絶賛、ヤン・チェトゥヴルニークの≪コクシー≫です。「こんなカッコいい椅子見たことない!」と大絶賛。確かに実物で見るとね、椅子なのにすごい迫力と存在感なのです。

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ルソーキャンディ 300円
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ルソーキャンディ、だいぶ前に購入していたのですが、食べきってしまったので再度購入。ロングセラー商品ですよね!

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ルソースケッチブック 631円

ルソーグッズはスケッチブックも。この箔押しで600円台で買えるのも嬉しい。

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ルソートートバッグ 1,406円

トートバッグにもルソー作品が。普段使いできそうなデザインですね。

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右上から時計回りに、

魯山人マスキングテープ 459円

稲垣知雄 猫ふせん 400円

花森安治ピンバッジ(ぶどう) 825円

世田谷美術館といえばルソーと魯山人…と思っていたのですが、稲垣知雄作品もあるのか!とグッズで知るの巻。こうやって収蔵作品が少しずつグッズになっていったら楽しいな…。

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魯山人マスキングテープの柄はこんな感じ!ワイの爪がアップになっててお恥ずかしや…。

展示の感想と見どころ

岡崎、富山と巡回して、世田谷にやってきたこの展覧会。私はそこまでミュシャ好きではないので、どうかなーと思っていたのですが、「デザイン」という観点から見るキュビズムなど、とっても面白い作品ばかりで満喫できました!

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食器とか、もう腰砕けですよ、素敵すぎて…。前述の通り娘は椅子が好きなので、「この溶接どうなってるの…?」と下からのぞき込んだり、「素材同士の組み合わせが面白い!」と大変満喫していた模様。

私もキュビズムに近年興味があるので、チェコでどのように発展していったのかをデザインから見ることができてとっても面白かった!

展示とミュージアムグッズのつながり

…なので個人的にはもっとグッズを展開してほしかったです!!展覧会規模的に難しかったのかもしれませんが、ミュージアムグッズからも「後方支援!」という形で、展覧会をガンガン後押ししてほしかったです…!

特に立体作品が多かった展示だけにグッズ展開は難しかったかもしれませんが、椅子の関連グッズがもっと多かったら娘はがっつりお金を落としていたと思います(主に私の財布を通じて)。

美術館のオリジナルグッズも、「世田谷にゆかりのある作家を知る」ことにもっとフォーカスしたものが見たい!と個人的には思います。せっかく公園の中にあるので、フィールドワークを意識したグッズとか。

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でも世田谷美術館さん、こういう小さなショッパーにもちゃんと工夫を凝らしていて好き!こういうところ!こういうところなんですよ!と常々思います。

おわりに

展覧会を満喫したあと、卯野さんと娘とレストランでお昼食べました。世田谷美術館はレストランがおいしいのでお勧めです…!

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私はキッシュのセット!ふふふ!お散歩中のワンちゃんたちも外にたくさんいて、モフモフさせてもらって娘は幸せそうでした。

それではまた次回の更新をお楽しみに~!

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【本日の一品】大倉集古館で建築に酔いオリジナルグッズを購入したの巻

さ、ミュージアムグッズ購入旅の話に戻ります。続いては大倉集古館!リニューアルしてから行っていなかったんです。

大倉集古館について

ただ、この日はすぐにこの後予定があって、展示をあまりじっくり見ることはできず…大好きな建物を堪能しました!

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大倉集古館は博物館建築としてもとても楽しい。関東大震災後、残った資料や収蔵品を元に、伊東忠太の設計の元に復活したのがこの大倉集古館です。

東洋の様々なエッセンスがちりばめられた建物の設計や内部の意匠、これらを見て歩くだけでもかなり満喫できます。

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大倉集古館と言えば2階のこのテラス!リニューアルでも残っていてくれてよかった!大倉集古館の建築は、ただのホワイトキューブじゃないから面白い。伊東忠太設計の思想を受け継いでるなぁ…と感じるところが沢山。エレベーターひとつ、階段ひとつとっても、凝られていない意匠がないんじゃないかと思うほど、豪華絢爛。

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娘も「何かお姫様になった気分…」と楽しんでおりました。

グッズについて

さて、今回もいくつかグッズを購入してきたので紹介します!

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お香(夜桜) 1100円

ミュージアムグッズに御香!?と思う方も多いかもしれませんが、こういう香り物、実は結構あるんですよ。これは横山大観の夜桜をイメージして作られたものですね。恐らく松栄堂さんのお香なのでしょう。

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一筆箋 550円

こちらの一筆箋は小林古径の≪木菟図≫。私の写真が下手なのであれなのですが、暗闇の中に浮かぶミミズクと、艶やかな梅とのコントラストが美しいんです!

一筆箋の中には丁寧な解説付きで、一筆箋の図案も2種類!使い切るまで楽しめますよー!

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プレミアムクリアファイル 1000円
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「クリアファイルに1,000円!?」と思うことなかれ。なんせプレミアムですからね。

これは作者不詳の≪籬に葡萄図≫をモチーフにしたもの。一回だけ実物を見たことがあると思うんですが、これがまあ素晴らしい。金箔に胡粉でキラキラしているのだけど、すごく落ち着いた印象。その時の思い出がぐっと蘇る一品です。

こういうね、金の色をどう出すかに印刷技術の全力を見ることができるのも楽しい。ミュージアムグッズの制作会社さん、頑張ったんだろうな…。

おわりに

今回は短い記事で大変恐縮です…。でも美術ファンならずとも、大倉集古館は名品ぞろいだし建物も面白いので、ぜひ行ってみてほしい!

それではまた次回~!

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【本日の一品】日本科学未来館で自らに問いかける展示を体験しグッズをゲットしたの巻

先週一週間お休みをいただきました!お久しぶりの更新でございます。

先々週、先週と、TABI LABOさんにミュージアムグッズにつきまして話題提供をさせていただきました!今回紹介するグッズも載ってます!

ミュージアムグッズ愛好家・大澤夏美さんの「絶対的お気に入りのペン」5選もちろん「かわいいだけ」で買ったっていい。でもこの記事を読み終わる頃、きっと「かわいい」のひとつ向こうへ視点がいくはず!tabi-labo.com

あとでまとめてTABI LABOさんの話題提供に関しましてはまとめようと思います!ぜひチェックしてみてね~!

今回購入したミュージアムグッズ

それでは、まず今回購入したミュージアムグッズを紹介します!

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問いかける鉛筆 330円
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こちら、問いかける鉛筆です。先ほどのTABI LABOさんの中でも紹介させていただきました!

人類が未来のことを考えるときの「問い」を鉛筆を転がすとわかるという。個人的には「生と死を分けているものはなんだろう?」という問いがグサッときます。

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問いかけるふせん小 440円

このふせんもとっても素敵です。何気ない自分の問いを可視化して保存し収集できるふせん。何気ないデザインの工夫なんですけどね。

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未来館Tシャツ(ロイヤルブルー) 1870円

「持ってなかったの?」と言われてしまいそうですけど、持ってなかったんです。未来館のTシャツ!

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未来館トートバッグ(ブルー) 2200円
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Tシャツとお揃いで着たいトートバッグ。未来館のロゴはおしゃれなので、日常生活にも取り入れやすい!ファッションのアクセントにもおすすめです。

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ジオ・コスモス クリアファイル 220円
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あとは未来館の見どころ、ジオ・コスモスのクリアファイルを購入しました!

展示の見どころと感想

今回はマンモス展を見に娘と言ったのですが、未来館の常設展、とっても面白いので娘も絶対楽しめる!と思い、マンモス展を見たあとに向かったのでした。

娘と面白がったものをいくつかここでご紹介します!

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ノーベルQ—ノーベル賞受賞者たちからの問い | 日本科学未来館 (Miraikan)ノーベル賞受賞者たちからの問いかけにあなたならどう答えますか?ノーベル賞はダイナマイトの発明者として知られるアルフレッド・www.miraikan.jst.go.jp

この「ノーベルQ」が先ほどのふせんや鉛筆のデザインにつながってくるのですね。こちらは未来館を訪れたノーベル賞受賞者の「問い」を展示しています。

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娘がまずびっくりしたのはこちら。アンドロイドの「オルタ」ですね。

アンドロイド — 人間って、なんだ? | 日本科学未来館 (Miraikan)世界最先端のアンドロイドとの出会いから、あらためて人間という存在を考える展示です。アンドロイド(人間に似たロボット)は、想www.miraikan.jst.go.jp

思ったより動きが複雑で、しばらく見つめあってしまいました。人間と人間でないものを分けるのって何だろうね…と思いつつ、見た目の動きが人間らしければ、私たちはそれを人間と認識しちゃうんだろうか?とも思いました。「インターステラ―」のTARSとか、私はめちゃくちゃ人間に近い感じしましたけど。そこらへんも勉強したら楽しそうだなと思いました。

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ビジョナリーラボ | 日本科学未来館 (Miraikan)「ビジョン=理想の未来像」の実現のために、研究者や専門家、そして来館者と共に理想の未来をくわだてるラボです。ビジョナリーキwww.miraikan.jst.go.jp

そして2019年10月にできたばかりの「ビジョナリーキャンプ」の展示も見てきました。これは3月に実施された「未来館ビジョナリーキャンプ」というワークショップで、優秀賞に選ばれた3組の成果が展示されたものです。

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什器もすごく素敵で見入ってしまいます。見せ方もとっても上手。

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100億人でサバイバル | 日本科学未来館 (Miraikan)現代に生きる私たちを脅かす災害を理解し、どう向き合ったらよいか考える展示です。地震や噴火などの自然災害は、私たちの暮らしにwww.miraikan.jst.go.jp

後はこの展示ですねー。世界中で起きた災害について、来館者が触れる展示となっています。

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個人的には、北海道や東日本の震災の記憶が生々しく残っているので、津波の映像然り、他の災害の無線のやり取り然り…ちょっときついかも…と思う部分もあったので、触れる深度といいますか、コミットの仕方は来館者自身でコントロールした方がいいかなと思います。ただね、風化させないためにも博物館はどのように展示を構成していくか、かなり考えさせられる展示となりました。

展示とミュージアムグッズのつながり

TABI LABOでも触れたのですが、やはりこの未来館の面白さは「自身への問いをどこまで深めていくことができるか」だと思うんです。

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そういう意味で、この鉛筆やふせんは身近なところからその問いを深められるのが面白いなぁと思います。

直接的には「ノーベルQ」にかなり近接したグッズだと思うんですが、常設展全体を通して一貫したテーマだと思うので、何とも「未来館らしい」グッズだなぁと思っています。

おわりに

東京でのミュージアムグッズの旅も佳境に入ってきました!引き続きどうぞよろしくお願いします!

それではまた次回~!

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【本日の一品】国立科学博物館で毎度散財してしまうので、誰か止めてほしいの巻

ブログの方には何度か国立科学博物館での散財記事を載せているのですが、今回もふらりと寄って、常設展を堪能して、グッズを購入してきました。常設展の写真を今回全然撮ってないんですよね…何をやってるんだ私は…。

グッズについて

国立科学博物館(以下「科博」)はオリジナルグッズの数が多くて、しかも行くたびに新商品が出ている気がします。だからもイケイケな科博に着いていくのがやっとですが、毎度新しいチャレンジを見せてくれて嬉しいのです。

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A4クリアファイル日本館 306円

まずはこちら。科博の常設展、日本館の展示品をイラスト化したクリアファイル!!イラストも学術的に正確だし、それでいてこの可愛さはすごいよ~!イラストレーターさんに拍手です!

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フタバスズキリュウかな?首んとこがバーコードになってるよー!こういうことができるところは案外少ない。何でだろう?なぜ科博はできるのだろう?

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クロッキー帳地球館 591円
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こちらは地球館の収蔵品をイラスト化したクロッキー帳!ガリレオやからくり人形など、良く書けてんなー!メンダコ強調されてんのも可愛いわ。

サイエンスイラストレーションにおいても、こういうタッチで描ける人がいるのはホント宝ですね…。全部微妙にロゴ作ってるし…。

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Tシャツ ハチ 2648円

忠犬ハチ公のTシャツもやっと買えた~!「こ、これどこで買ったの!?」と言われちゃうぜ。スタイリッシュなデザインだけど、ハチの柔らかい表情がいいですね。逸話を見たあとにはもう涙なしには着れないやつです。

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科博フィールドノート 300円

フィールドノートも購入しました。「持ってなかったの?」と言われちゃいそうなほど、科博の定番商品ですね。そしてやっぱりこのオレンジ!この色のノートを使っているだけで、「あれ、もしかして科博の?」と言われちゃうやつです。

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クリップ ミジンコ 428円

ミジンコクリップも発見したので購入してみました!国立西洋美術館にも「考える人」のクリップがあったりするんですが、よくこのミジンコをクリップにしようと思ったな…!

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定規 昆虫 200円

これはオリジナルではないのだけど、昆虫好きとしては見逃せなかったグッズ。一見、昆虫の成虫が描かれた定規なのですが…。

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角度を変えると、ほら!その昆虫がどんな幼虫だったか一発でわかるんですねー。娘の勉強用に購入してみたのですが、ま、私が使いますよね。

ガチャガチャについて

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ブログ版を見てくれていた方はご存知だと思うんですが、私はこの「国立科学博物館限定 KAHAKU Collection スタンプ」を毎回引くんです。

これまでに「トキ」「ラフレシア」を引き当ててきたのですが、さて今回は…。

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うひゃーーーきたーーー「ニッポテニス」きましたよ!!異常巻きアンモナイト!!こちらももちろん収蔵品にございます。日本館でしたかね。

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400円ですがその価値はあるガチャガチャ!もったいなくて全然捺せてないのですが、これからも行くたびに引き続けるぞー!

おわりに

今回は常設展の写真を撮っていなかったので、何がなんやらという紹介だったんじゃないかというのが申し訳ない…科博のグッズはほかにも大量に…文字通り「大量に」自宅にあるので、過去グッズを紹介する際に一緒に載せていきます!

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娘と科博のレストランで食べたハンバーグを最後に載せて終わります。私はテントウムシにしました。

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娘は恐竜の足跡です。それではまた次回~!

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【本日の一品】ハプスブルク展で「コラボグッズ」の価値を考えるの巻

上野でのミュージアムグッズハンティングの続きです。今回は国立西洋美術館で開催中の「ハプスブルク展」に行ってきましたよ!

https://habsburg2019.jp/

今回購入したミュージアムグッズ

今回購入したグッズはこちらです。TOKYO CULTUART by BEAMSがプロデュースした、イラストレーター 長場雄さんの描き下ろしイラストのグッズを中心に購入しました。

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長場雄さんのイラストバンダナ付前売券で手に入れたもの。
特製サコッシュ付前売券で手に入れたもの。
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ステッカーシート 1,100円
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キーチェーン(マリー・アントワネット) 1650円
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バッジ(マルガリータ・テレサ) 660円

展示のみどころと感想

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会期:2019年10月19日(土)~2020年1月26日(日)
会場:国立西洋美術館(東京・上野公園)
開館時間:9:30〜17:30(金・土曜日は20:00まで。11月30日[土]は17:30まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日(ただし11月4日(月・休)、1月13日(月・祝)は開館)、11月5日(火)、12月28日(土)〜1月1日(水・祝)、1月14日(火)

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今回の展覧会はもうタイトルズバリそのもの。「ハプスブルク家」に焦点を当てています。娘でも「何か聞いたことがあるわ…」というくらい。もうちょっと大人になったら世界史とかでも習うかもね。それくらい、世界史の表舞台に立ち続けた名門中の名門です。

今回はウィーン美術史美術館の協力により、ハプスブルク家のコレクションが100点ほど紹介されています。また、「ハプスブルク家って実際にどんな人たちがいたの?」という娘の疑問にも答えてくれるように、神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世やマリーアントワネット、マリア・テレジア、マルガリータ・テレサ、フランツ・ヨーゼフ1世などの肖像画や関連作品も展示。後々教科書で見たらびっくりするほどのビックネームばかりが揃います。

ハプスブルク家のコレクションはどれも興味深く。娘も真剣に見ていました。特に武具や工芸品の数々は、もううっとりしながら見ていました。

「こんなすごい工芸品が日常にあるってことでしょ?権力やばくない?」といいつつ、娘の目に留まったのはやはりマルガリータ・テレサの肖像画。

ワイ「この人は生まれながらのスペイン王女で、神聖ローマ皇帝のレオポルト1世と15歳で結婚したんだよ」

娘「私と年あんま変わらないのに、もう結婚相手決まってたの?」

ワイ「そうだよ、政略結婚というのはそういうものだからね。6人子どもを産んだんだけど、21歳で亡くなるんだよね…」

と、二人で何だかしんみりしていて、「この王女様が幸せだったらいいな…」と、350年前の王女様のお姿に想いを馳せているようでした。

展示とミュージアムグッズのつながり

今回は長場雄さんのコラボグッズを中心に買ってみました。というのも、馬場さんの描くハプスブルク家8人の登場人物が良く描かれていたからです。

もちろんグッズ付き前売り券で引き換えたサコッシュも嬉しい。先ほど娘と話していたマルガリータ・テレサのこと、忘れずにいられるでしょう。

ただ一点だけ、「なぜ長場雄さんを選んだのか」という説明がグッズ売り場やホームページに欲しかったですし、そこは売り手の消費者への説明責任があるんじゃないかと思っています。ミュージアムグッズなんだから。

以前札幌で開催されていたカラヴァッジョ展で、漫画家のヤマザキマリさんのコラボグッズが、ミュージアムグッズとして発売されていました。

私、これは「アリ」だと思うんです。ヤマザキマリさんとイタリア絵画との関係性、イタリア絵画から受けた影響は皆が知るところですし、「なぜヤマザキマリさんがやるのか」という問いにも答えられる。そこに意味も価値もあるんです。

ですので、もし今後コラボグッズを作る場合、「なぜこの会社や作家を選んだのか」「今回の展覧会の文脈との関係性は何か」という点にも着目して、ぜひ製作してほしいなー!と思いました。前回のゴッホ展でも言っていたことですけどね。

おわりに

今回の展示、巡回はないっぽい…?なので、ハプスブルク家の王族たちを一度に見れるこの機会、ぜひお見逃しなく!

ではまた次回~!

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【本日の一品】ゴッホ展のグッズはハーグ派からの発展が分かるものをぜひに!

前回の続きで、上野の博物館めぐりをしています!今回は上野の森美術館で開催中の「ゴッホ展」に行ってきました!

今回購入したミュージアムグッズ

今回購入したグッズはこちらです!ぬいぐるみは大きいものを買う派なので、上野2館目でバッグがパンパンになってしまった…。

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スヌーピーぬいぐるみ(M) 3,080円

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ノート(麦畑とポピー) 500円

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《糸杉》とファン・ゴッホの文字をあしらったレースハンカチ・白 1400円

画像4

スヌーピートートバッグ 1,320円

以上4点を購入しましたー!

展示のみどころと感想

画像5

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会期:2019年10月11日~2020年1月13日
会場:上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)
開館時間:09:30~17:00(金土〜20:00)※入場は閉館30分前まで
休館日:12月31日、2019年1月1日
観覧料:一般 1800円 / 大学・専門学校・高校生 1600円 / 小中学生 1000円
URL: https://go-go-gogh.jp
巡回:兵庫県立美術館
会期:2020年1月25日~3月29日

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ゴッホが画家を志したのは27歳。まず影響を受けたのはオランダのハーグ派です。農村での暮らしを作品の題材にし、穏やかなタッチで描くハーグ派にスポットを当てた展覧会はこれまでほとんどないのだそうです。私もハーグ派の存在は全然知りませんでした。

その後、ゴッホはパリで印象派に出会います。闊達に動く色彩の魅力にドハマりしたゴッホ。私たちのイメージする「ゴッホの絵」はここから始まるのです。

今回の展覧会は、そんなハーグ派との出会い、印象派から受けた影響をテーマにしています。

画像6

娘はあんまりその自覚はないと思うんですが、実は彼女、結構ゴッホの絵が好きなんだと思います。キャプションを見ずに「あ、この絵ゴッホじゃない?」と言えるようになったりして。

今回、ハーグ派から影響を受けて描いたゴッホの初期の絵を見て、娘も仰天。「ホントにこれゴッホなの?」と言ってました。「あのグネグネした、色の迷路みたいなのがゴッホの絵だと思ってた」と言っていたので。でもそれは印象派と出会ってからの話なんですよね。

ゴッホが、世にいう「ゴッホらしさ」にたどり着くまでにどんな影響を受けてきたのか。その一つとしてハーグ派や印象派に着目した点がとても興味深かったです。

今回はゴッホの代表作のひとつである「糸杉」もあって、娘は「あれ…この絵じゃないけど、この木を描いた他の絵は教科書で見たかも…」と言いました。そう、気に入ったモチーフを繰り返し描いたゴッホ。そのどれかを見たのでしょうね。いつか別な「糸杉」を見たときに、娘はこの展覧会を思い出すのでしょうか。

展示とミュージアムグッズのつながり

ということで、今回はハーグ派や印象派とゴッホとのつながりがテーマの展覧会。グッズもそのような、展覧会そのもののテーマを引き継いだグッズがもっと欲しかったな…と思ったったのが正直なところです。

画像8

スヌーピーは可愛いです。間違いない。スヌーピーがゴッホ作品を保有していたという逸話も私は初めて聞きましたし、それはそれでミュージアムグッズになり得る情報のひとつなのかもしれません。

でもミュージアムグッズ愛好家としては、もう少し「展覧会で得た感動を持ち帰る」というミュージアムグッズの本来的な役割に注力したグッズも展開した方が、来館者の満足度もさらに高くなったのではないのかと思います。

画像7

でもひとつ、面白いものもありました。それが近沢レース店とのコラボハンカチで、周りを縁取るレースに糸杉がありました。レースと印象派の相性ってすごくいいなとは思います。あの筆致の躍動感が良く表できています。近沢レース店によるゴッホの解釈は面白かったです。

おわりに

コラボレーショングッズは近年ミュージアムグッズのひとつとして非常に盛んですが、「この会社とコラボすることで、展覧会とどのようなつながりが生まれるか」をもっと意識したものの方が、来館者も楽しい気持ちで家に帰れるのではないかなー。

こちらのゴッホ展、兵庫にも巡回するようです。兵庫の皆様にとっても参考になりますように!

それではまた~!

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【本日の一品】コートールド美術館展のグッズで実は自分がセザンヌ好きだったことに気づくの巻

過酷な青森、東京への旅。やっと東京へ到着です…。

十和田市現代美術館を出た私たちは、その足で七戸十和田駅へ向かい、深夜バスで一路東京へ…しかも4列シートで…満席…。まさに水曜どうでしょうの世界でした。

12時間の深夜バスを経て涼しい東京にたどり着き、東京都美術館の「コートールド美術館展」を見に行きました!

展示について

ロンドンにあるコートールド美術館。

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そう、印象派の名作ぞろいのこの美術館、イギリスにあるんですよね。

「あれもこれも、教科書とかテレビで見たことあるやつ…」と言いながら見ていた娘(事前にぶら美を見せておいてよかった…)。受付でお絵描きボードをお借りして、色々絵を描きながら作品を見ていたのでした。他の来館者の皆様も、そんな娘を温かく見守ってくださっていて感謝…。

娘が題材に選んだのはセザンヌの「パイプをくわえた男」でした。「人物画なら描けそう!」なんて言ってチャレンジしていたのですが、やはりそう簡単には行かず…。

でも「自分で描いてみる」ことでやはり発見はあったようです。

「この人パイプくわえてるのに煙出てないのは、モデルをお願いして立ってもらってたからなのかな?」「首は短いのに肩幅がすごい広い気がする…真正面じゃないから?それともアレンジしてる?」などとブツブツ言い、描きあげるころにはぐったりしていました。「模写だけでこんなに疲れるのに、一枚絵を完成させるなんてどんだけ体力使うんだろ…」というのが主な学びだったようです。

グッズについて

さてさてグッズについてです!事前の評判の良さを聞いていたので買う前からワクワクでした。今回かなり散財してしまったので、ここからが長文ですよ…!写真盛りだくさんなので覚悟してください!

缶バッジ セザンヌ/スーラ 各550円

私の一番のお気に入りはこちら!作家ごとの筆致の違いを原寸大で表現!キャンバスバッジです。コートールド美術館の研究施設と言う側面を、ミュージアムグッズでも表現していたように思いました。

こちらのクリアファイル、片面はセザンヌ。そして…。

もう片面はピサロになっています。

A5 ダブルクリアファイル  ピサロ/セザンヌ 509円

セザンヌとピサロは互いにその才能と、新しい表現への挑戦を認め合った重要な仲間、友人なのです。その関係性をクリアファイルで表現しているのですね。

使いながら頭に入るし、これはナイスアイデア!他にも様々な関係性の画家同士のクリアファイルがあり、もっと買えばよかったと今更ながら後悔…。

コートールド展オリジナル ティー&ショートブレッド  486円

紅茶とショートブレッドのセット。他にも絵柄があったので「あの人はこの作家の作品がいいかも…?」とプレゼントとして考えながら選ぶと楽しいぞ!

オリジナルグッズ以外にも、食品などの輸入品もふんだんに揃えられていたのですが、こちらにもこだわりがあるように思いました。どれも美味しそうですし、品がある。他のグッズとも調和していると感じました。

ここまでの写真を見てお分かりかと思うんですが…。私、セザンヌが好きなんだなって。なるべくバラバラな作家のものを買おうと思っていたのに、気がつけばセザンヌだらけ。展示室でもセザンヌ特集のコーナーに長く居てしまったし。グッズでこういう好みがわかるのも実は楽しいんです。

フィリップスコレクション展でも近いことを思っていたので、そちらも是非チェックです↓

http://momonoke.wpblog.jp/museum-goods/vol184
画家の年表Tシャツ  3850円

圧巻なのはこの年表Tシャツですね。展示されていた作家21人の生きた時代が一目でわかるようになっています。タグまでしっかりこだわっていますね!

「この作家はすごく短命だったのね…」と切なくなったり、作家同士の年代の近さを実感したり、年表をグッズに取り入れることの面白さが前面に出ていたと思います。デザインがいいので老若男女問わず着れそうです。

ノート(草上の朝食) 858円

今回は日本製のグッズが多く、特にこのノートのクオリティの高さは半端じゃないぞ!ミュージアムグッズは特に最近雑誌などで文具の文脈で語られることも多いのですが、こういう品質の面で文具沼の皆さんの評価を聞いてみたいところなのです。

プレイングカード 1650円

話題のプレイングカードも買いましたよ!開封式は是非夫(元マジシャン)とやりたいところです。

ローズソープ 990円

こちらは石鹸。女性の前にさりげなく飾られている一輪のバラをイメージした香りとか…作品を生で見た人にはたまらない一品ですね。バーカウンターのお酒のにおいの中、一瞬香り立つバラを想像するだけでたまらないです。

大事なことなので何度も言いますが、こういう特設ショップでショッパーにプリントがあるのは相当なこだわりだと思います。真っ白なビニールバッグだっていいのに…というところを、いや良くない!ここまでこだわりぬいてこそ!という作り手の声が聞こえてきちゃいますから。

東京都美術館の常設のミュージアムショップにも、今回の展覧会に合わせたグッズが置いてありました。イラストレーターのOZAKI EMIさんのイラストが描かれています。

印象派という美術シーンを変えた、大きな時代のうねりのようなものを表現したイラストレーションだと感じました。人間関係や作品の、独特のグネグネした空気感。わかる人には「あ、れ、その絵はセザンヌの…?」ってなったりして、ふふっと楽しい。

おわりに

いやーいいショップってホント爆買いしちゃいますよね。どれも品質が高くて。何より、コートールド美術館そのものや出品作家へのリスペクトが伝わる内容だったのが、いちミュージアムグッズ愛好家として嬉しい限りです。

東京ミュージアムグッズ旅。まだまだ続きます!ではまた次回~!

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