【本日の一品】虫展で、自然をデザインの力で解剖することの意味を考えるの巻

重ための展示を見たあとは、デザインについて考えたの巻。21_21に行ってきました!

虫好きの私にはたまらんわい!でも元デザイン学徒として、「昆虫をデザインをお手本にする」という話はまあよく聞きましたし、どういう展開になっているのかなーと思っていました。

[blogcard url=” http://www.2121designsight.jp/program/insects/ “]

展示について

大量の昆虫標本。手前のバイオリンムシがかっちょいいよねー。

近くを歩いていた人が「標本?ってことはこれ本物?えー!初めて見た!」と衝撃のセリフを言っており、ここの会場でやるということだけでも意味はあるんだなと思いました…。

「昆虫をデザインのお手本にする」ということは、「昆虫をデザインという視点で分解して再編集する」ということなのだと思います。そういう意味では、普段昆虫展などに行かないような人たちには、「こんな見方もあるんだ!」と思ってくれるんでしょうし、デザインを「おしゃれに彩ること」だと思っている人には、そもそもデザインとは?ということを問いかける意味でも重要な展示だったと思います。

冒頭の私のセリフじゃないですけど、「昆虫ってかっちょいいよねー」というその形態美にしか興味がなかった人にも、様々な観点から昆虫の研究は可能なんだということを示しておりましたし、非常に興味深かったです。

ただ個人的には、「デザインあ」の昆虫版のような印象を受けてしまって、まあそれがこの館のカラーや手法なのだと言われればそれはそうなんでしょうけど、正直ちょっと食傷気味でした。

また、水江未来さんの作品、詳細は語りませんが、あくまでもアート作品であるものを、「研究を経て分かったことを表現している」ように見えてしまって、それは大きな誤解を与えるのでは?と懸念しています。Twitterのやり取りでそんなくだりを見つけてしまいました。ここには載せませんが。どこまで本当なのかわからないのも、鑑賞者を不安にさせるという意味では御法度では。

「MAO MOTH LAOS」岡篤郎、小林真大

個人的に一番好きなのはこちらの作品。ラオスのブークンという村でフィールド研究者とブレイクダンサーとして活動している、小林マオ氏の蛾とブレイクダンスしている映像作品です。

ラオスでは一部の蛾を食用にしており、虫を嫌がる人は少ないそう。

互いが互いの存在に見向きもしていないようで、でももっと深いところでは互いに影響を与え合っている存在。そんな「人と虫の関係性」を見ることができて、非常に面白かったです。

ウサギノネドコについて

京都を中心に活躍されているウサギノネドコさんのポップアップショップもありましたので、寄ってみましたよっと!

展示品の松ぼっくりを閉じ込めた作品ですかね。こんなに大きくても仕上がりが非常にきれい。これが欲しい。何度でも言います。これが欲しい…!

前から欲しいなーと思っているものの一つとして、Sola cubeのサイドテーブルがありました。今の私ではとても手が出ない値段なので、死ぬ前に…死ぬ前に買えれば…と重たい愛情を注いでいる商品です。

購入したもの

オリジナルではないのですが、グッズも購入したのでご紹介しますー!

「BUTTERFLIGHT」BAKU MAEDA

こちらを買いたくてショップに行ったくらい素敵な作品。前田麦さんに以前直接こちらの画像を見せてもらったことがあり、今回ポストカードとして販売されると聞いて、心の中が阿鼻叫喚。スパッと購入しました。

オリジナルグッズではないのですが、昆虫に関する商品がセレクトされていていい感じのショップ展開になっていたと思います。

おわりに

さてさて、ここまでの3館でかなりの時間を使ってしまったので、次回行く先はショップだけの訪問になってしまいました。残念…。でも素敵なグッズを買ってきたので紹介させてください!

ではまた次回~!

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【本日の一品】塩田千春展「魂がふるえる」にて塩田作品のアーカイブに触れた話

さて昨日の続き。ボルタンスキー展の後にさらにボリュームのある展示が続きます。そう、塩田千春展を見に行ったのでした!

[blogcard url=” https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/shiotachiharu/ “]

展示について

塩田千春 《小さな記憶をつなげて》 2019年
この写真/動画は「クリエイティブ・コモンズ表示 – 非営利 – 改変禁止 4.0 国際」ライセンスでライセンスされています。

私はかなり天邪鬼な性格なので、皆が作品の前で写真を撮っているとかなり萎えてしまうタイプで…記念写真の背景のように撮影している人もいたので、写真は控えていました。なので今回掲載する展示の写真もこれだけです。

この《小さな記憶をつなげて》はパッと見たときからかなり好きな作品でした。これまで塩田作品でモチーフとなっていた物たちのミニチュアが、赤い糸でつながれています。まるでこれまでの塩田作品の連続性を物語っているよう。

そう、今回は塩田作品のアーカイブや、舞台美術についても触れられていた点が非常に興味深かったです。不勉強なもので、マリーナ・アブラモヴィッチやレベッカ・ホルンに師事していたことなどをここで知りました。彼女の当時から今の作風の連続性について頷ける点も多々あり、そういう意味でとても楽しめました。

ただ、展示タイトルの「魂がふるえる」や、キャッチコピーの「たましいってどこ?」というテーマを、キュレーションから感じることは難しかったです。それこそ大回顧展と銘打った方が楽しめたような。

グッズについて

さて、ここでもグッズを。こちらも展覧会の規模の割にはグッズの種類は多くなかったです。

トートバッグ(白) 2592円

これだけはせめて買うぞ!と思っていたのが、こちらのバッグ。展覧会のキャッチコピーが印刷されています。写真は娘にモデルになってもらいました。

こういうサコッシュ風なバッグに弱いんですよね。サコッシュがはやったタイミングでもっとミュージアムグッズ界にサコッシュの嵐が吹き荒れるかと思ったら、意外とそうでもなく。トートバッグ勢強いなぁ。

ポストカード《不確かな旅》 162円

あとはポストカードをひとつと…。

森美術館レターセット 486円

森美術館のオリジナルレターセットを購入しました。森美術館のオリジナルグッズって実はあんまり持っていないので、ちょこちょこと買い集めたいと思っています。マフラータオルとかね、ちょっと値が張るけど可愛いんだよね。

ということで、今回は塩田千春展のご紹介でしたー。しばらく東京での展覧会ウォッチとミュージアムグッズハンティングの模様が続きますので、引き続きよろしくお願いいたします。

ではまた次回~!

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【本日の一品】クリスチャン・ボルタンスキー「Lifetime」に自分の地獄は無かった話

さて今回から、博物ふぇすてぃばる!に参加した際にちょっと日程を長めに取ったので、回ってきた展覧会とグッズを紹介します!今回は展示の感想が長いよー!

展覧会の感想

まずはボルタンスキーです!大回顧展ということで作品のボリュームもあり、そういう意味では見応えがありました。

[blogcard url=” https://boltanski2019.exhibit.jp/ “]

《幽霊の廊下》(2019年)

一通り作品を見たのですが、正直、会場を出たときにうーんと首をひねってしまいました。「これは、私の物語にはなりえないな」と思ってしまったのです。

「Lifetime」というからには、これらの作品は私の人生、あるいはその地獄が映し出されているのかと思っていたのですが、そこに私の分はありませんでした。

《スピリット》(2013年)
《アニミタス(白)》(2017年)

ボルタンスキーの原点はホロコーストです。そこには人間の地獄があります。そして彼は人の地獄や深淵を見つめ、その後の人生をどう生きていくのか、あるいはどう生きてきたのかを残すことを作品の核に据えてきた人だと思っていました。

ただ、今回の作品群を見てみると、それらの地獄を作品としてまとめることに注力しすぎていて、演出過剰になっていた印象も否めません。

《ミステリオス》(2017年)

個人的な地獄の話をしてしまえば、私の地獄は東日本大震災で家族が被災し、深夜のニュースの行方不明者リストの中にその名前がないか、ひたすら探し続けたことです。その地獄をこの展覧会で見つめ直すことができただろうか、と思っていたのですが、ボルタンスキーの捉えた地獄の中にやっぱり私はいませんでした。

なぜそこに私はいなかったのか。それは私の鑑賞の仕方によるのだろうか、とも考えて何周もしました。でもやっぱり駄目でした。まるでボルタンスキーの作品は自分自身のためだけに作られているようで、私の入る場所がなかったように感じてしまったからでした。

《黒いモニュメント、来世》(2018年)

ひとつだけ気になるのが、今回の巡回先に長崎があることです。長崎で観る方はどのような感想を持つのかが非常に気になります。キュレーションも変化させるのか?正直言ってみたいくらいなのです。

「私の感想は作家批判なのか?キュレーション批判なのか?」とも考えてみました。最初はキュレーションがいまいち、と思っていたのですが、その辺が長崎ではっきりするのかもしれない、とも思っています。

長崎という土地は、非常に複雑な多重構造のレイヤーによって構成されていると考えています。他国との交流、幕末の激動、戦争…どのレイヤーも、長崎の人は非常に大切にしていると感じます。その人たちがボルタンスキーをどう評価するのか、個人的には非常に楽しみです。

グッズの感想

さてグッズの紹介です!今回は展覧会の規模の割には、グッズの種類がロゴグッズに収束していたように感じました。

オーナメント 各864円

その中でも目を引いたのがこちら。何だかお分かりになりますかね?

《幽霊の廊下》(2019年)

そうです。展示にあった《幽霊の廊下》。こちらがまさにグッズになっていたのでした。

全4種のオーナメント。最初は気に入ったものだけ買おうかなと思っていたのですが、まーね、全部買っちゃいますよね。

手に取ったときは正直、こういうのありなのか…?と思ってしまったことも事実。だって作品そのものじゃんねこれ。これってグッズと呼んでいいのか…?作家が良ければOKなのか…?みたいな。今も答えは出ていませんが。

ノート(シルバー) 972円
ポストカード 各162円

あとはシルバーのロゴノートとポストカードを購入。ポストカードは撮影不可の作品を選んで購入してみました。

いかがでしたか?なかなか考えさせられることが多かった展示なのですが、実はこの後、もうひとつボリューミーな展示を見に行ってきたのでした。それはまた次回に!ではまた~!

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【本日の一品】「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」で絵画に宿る神を見たの巻

こちらもまたずいぶん前の話で大変恐縮です…「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」を6月の終わりに見てきました。

終わった展覧会のことは書かないようにしたいと思っているんだけど、こちらは大阪にも巡回するのでいいよ…ね…?

グスタフ・クリムト
《エミーリエ・フレーゲの肖像》
1902年 油彩/カンヴァス
ウィーン・ミュージアム蔵 

1700年代後半から世紀末にかけてのウィーンの芸術を網羅的に見ることができ、特に私はウィーン工房大好き人間なので、まとめて作品が見れたことが何よりの喜び…。

オットー・ワーグナーの手がけた椅子とか、椅子好きな娘にはたまらなかっただろうな。見せてあげたかったな。装飾の細やかさと美しさ。工業製品としてのプロダクトの美しさに圧倒されました。

細部まで手を抜かないグッズたち

で、ですよ。そんな素晴らしい絵画やプロダクトなどのデザインを見たあとに訪れるショップですよね。これはもう、お客様の求めるレベルは高いと思います。ポストカードひとつ、バッグひとつとっても、質の高さが求められると思いますし、「ウィーン・モダン」という展覧会の本質を表現し、魅力を最大限に拡張するグッズでなくてはなりません。

ちなみに今回のグッズを製作されたのは、株式会社Eastさん。「ミュージアムグッズパスポート2」にロングインタビューが掲載されておりますので、ぜひに!

アルファベットマグカップ M 1800円

一番最初に手に取ったのがこちら。百物気 momonokeのMのマグカップ。実はこのM、どこから来たフォントなのかというと…。

マグカップについていた説明カード。仕事が丁寧…。

やった!オットーワーグナーの椅子からもじったものだ!!と一人で大喜び。このように、アルファベットの各文字が展示作品のあらゆるところから使用されていて、「私の頭文字はどの作品だろう」と楽しむこともでき、「こんなに文字が使われていたんだ…」という発見にもつながります。

マスキングテープ 300円

マスキングテープもそんな感じです。どのアルファベットも素敵で迷っちゃう!

付箋 600円

続いてはこちらの付箋。中を開けてみると…。

こんな風に、シルバーになっているんですね!質感が最高なのですよ…

実はこの付箋、クリムト展との連続性もありまして…

http://momonoke.wpblog.jp/museum-goods/vol197

じゃん、クリムト展の付箋はこちら。こちらはゴールドなんです。お守りのように絵に守られた付箋。どちらも大事に大事に持ち歩きたい。

Tシャツ クリムトのスモック 3500円

こちらのTシャツはクリムトの着ていたスモックをイメージしたもの。ここに印刷するのすごいな。普通胸や背中なのにね。しかもこちらは実物が展示室内にあったので、ミュージアムショップに行ってこれを見つけると、かなりびっくりしますよ!

刺繍キーホルダー クリムト/エミーリエ 各1400円
裏のロゴ、カラーも可愛い。

こちらは グスタフ・クリムトとエミーリエ・フレーゲ の刺繍キーホルダー。身長差も同じなんですって!

プレイボタン 2800円

最後はこちら。展覧会と同時期に作曲された音楽たちを聴くことができるプレイヤーです。

マーラー好きの友達が「マーラーだマーラー!」と興奮しており、そのラインナップにいたく感動しておりました。

中はこんな感じ。あらゆる芸術が互いに影響を受けあっていた時代、同時代に作曲された曲を聴きながら絵を眺めるのもオツなものですね。

おわりに

いかがでしたか?優れたプロダクトも並ぶ展覧会だっただけに、どういうグッズが並ぶのかな?と思っていましたが、とっても素敵なグッズばかりでした。散財を抑えるので必死でしたよ…。

ではまた次回~!

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【本日の一品】国立歴史民俗博物館の展示を見てグッズを購入してきたよ!

毎日暑いですねぇ。まだ終わってなかったのかよ!と言われてしまいそうですが、DIC川村記念美術館のあとは、国立民族歴史博物館に行ってきたのでした。ちーっちゃい頃に行ったっきり?ってなくらいなので、もうほぼ初めてと言っていいくらいの来訪です。

尾形家の復元

先史・古代のリニューアル展示も面白かったのですが、私が一番面白かったのは、この「尾形家の復元」!

近世からイワシ漁の網元として海とともに生きてきた尾形家の住宅を復元展示します。東日本大震災の津波で流失した部材も用いた空間で、生産の場であるとともに神や死者を祀る場でもある家の姿を体感できます。

https://www.rekihaku.ac.jp/outline/press/p130319/index.html

そう、この再現展示が面白くて細部まで見入ってしまいました。網元のお家とのことで、漁師だった母の実家の家の間取りとかを思い出し…。こういう民間の暮らしの在り方や信仰が保存、研究されていること自体に感銘を受けます。震災の時のレスキューも大変だったんだな…と映像資料を見て涙。

購入したグッズ

武人埴輪の一筆箋 378円
オリジナル測量野帳 540円

さて、購入したグッズです。上記は 先史・古代展示のリニューアル記念ということで販売されていたグッズ。武人のイラストが猛々しくてかっこいいですね!

歴博怪談・妖怪コレクション(がいこつ) 600円

そしてそして、国立歴史民俗博物館の目玉コレクション(と勝手に思っている)妖怪にまつわる展示から生まれたグッズたちです。ストラップはいろいろな種類があってかなり迷いました…次行くときは違う種類のやつを買うんだ…!

百種怪談怪物双六 756円

こんな双六なんてのもありましたよー!ボードゲーム好きな友人へのお土産にしたいなーと思いながらも、自分のために購入しました。

百鬼夜行マスキングテープ 540円

こちらは百鬼夜行のマスキングテープ。詳細は「ミュージアムグッズパスポート2」に掲載しておりますのでぜひ!

歴博PAPER CLIP 324円

とぼけた表情が可愛いと思ったけど、この子が下げてるポシェット、前方後円墳なんだってさ…。

古地図ポケットファイル 432円

古地図のポケットファイルなんてものもありました。おっしゃれー!

オリジナル原稿用紙 324円

オリジナルの原稿用紙も!娘が作文の宿題で必要な原稿用紙を失くしたら、泣く泣くこれを使うしかないのか…。

おわりに

館内のレストランで食べた古代カレー。美味い。

いかがでしたか?これにて6月頭に行ってきた東京旅でゲットしたグッズの紹介は終了です。

しかしまたこれから、博物ふぇすてぃばる!の檻に上京した際に購入したグッズや、札幌の展覧会で購入したグッズの紹介が控えております…ふふふ…皆様には今後ともお付き合いいただきますので、何卒よろしゅうに。

ちょっと最近、月・水・金の更新がボロボロになってきてるので、どうにか今週以降取り返していきたいところです!また次回~!

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【本日の一品】DIC川村記念美術館でコーネルと自然とグッズを満喫!

ほいほい。道外を飛び出してのミュージアムグッズ買い出しの巻。旅も終盤に近付いてきました。今回のお目当ての展示のひとつがここ、DIC川村記念美術館の「ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ」展だったのです。

コーネル最高でした

コーネル大好きなんですが、生で作品を見たことがなく。国内のいくつかの美術館で所蔵されてるのにね。今回は箱作品だけでなく、初期と晩年のコラージュ作品や、他作家との交流にまつわる資料、映像作品も見られて大満足。

何よりこの、メインビジュアルに使用されていた「踊るタマラ・トゥマノヴァのコラージュ」が素晴らしく…。コラージュという表現を超えた、対象の本質を描くということは何か、考えさせられました。

自然も最高でした

私が道産子だからか、こういう自然の中の博物館、美術館は大好物です。都会の中のブロックバスター展とか、どうしても土地疲れ、人疲れ、気疲れがすごくてですね…。

白鳥には赤子も!一緒にくっついて回ってて可愛かったです。

こっちの白鳥は池のほとりで一休み。DICの社員さん?たちがロッジでお昼ご飯食べてる横でも悠然と構えていて、何だか見惚れてしまいました。

ちなみに他の来館者の方が「東京から来ましたの。遠くて大変でしたわ」と笑っている横で、「こっちは札幌から来てんだけどな…」感半端なかったです。東京からDICまでの距離とか、札幌~北見とかを思えば近いもんです。移動に半日かかんないんでしょ?なら余裕っしょ!と言いたくもなりました。

定番のグッズを購入

特に企画展に際してオリジナルグッズは見受けられなかったのですが、コーネルの所蔵作品も結構あるので、すでに関連グッズはあった感じです。

マグネット 7個セット コーネルの箱
1,400円

コーネルの箱はマグネットを購入。

A4クリアファイル
ジャクソン・ポロック《緑、黒、黄褐色のコンポジション》
490円

クリアファイルはポロックにしました。ポロックも生で見たら全然違った!そんなにサイズは大きくない作品だけど、迫力がすごいんだよホントだよ。そう思ったときの感動がよみがえります。

ピンバッヂ
フランク・ステラ 《フリン・フロン II》
各460円

フランク・ステラも素敵だったのでした。こちらはそのピンバッジ。ステラの作品は想像より大きいんですよね。それにも驚いたし、想像以上の発色。DICに所蔵されることの意味も分かる気がします。

ミニステンペルミニセット
1,350円

ミニステンペルというドイツのスタンプのDIC川村記念美術館バージョンです。こういう、ちょっとピクトグラムっぽく博物館や美術館を表現したものに弱い。

ピーナッツキーホルダー
864円

千葉県在住の秋山英行さん作のオリジナルキーホルダー。すごいリアルだし質もいい。それでこのお値段。迷わず購入しました。

おわりに

いかがでしたか?

もちろん企画展も素敵だったのですが、この美術館はやはり所蔵作品がすごいので、全部見て回って自然に触れて、もう感動しきりでした。マーク・ロスコも初めて見たのですがすごかったなー!書きたいことだらけなのですが今回はこの辺で。

ではまた次回!

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【本日の一品】すみだ北斎美術館でお買い物してきました!

両国の美術館めぐりもこれでおしまい。最後はすみだ北斎美術館に行ってきました。と言っても、時間がかなりギリギリで、ミュージアムショップしか寄れなくて…無念…次回は展示もがっつり堪能したい!

縞縞がま口ポーチと、粋なチケットホルダー

縞縞がま口ポーチM
3834円(税込)

「縞縞」は小倉織という日本の伝統的な織物のブランドです。小倉織は一度途絶えたものの、染織家の築城則子氏が復活させました。

こちらは美術館とのコラボ商品のようです。葛飾北斎が多用した藍色をグラデーションで表現しており、なんだか彼の版画の世界へ迷い込んだ気持ちになれますねー。

美術館のタグ付きですね!

私は道産子だからか、何だか「日本」というものから少し距離を置いているようなところがあって、海外へ打ち出している「日本的なモノ」は、それこそがまるで舶来品のように感じられます。(内地の方からしたら、「北海道的なモノ」こそ舶来品かもしれませんが)

ただ、北斎の藍色の美しさはどことなく受け入れられるというか。無理せず自分の心の中に入ってくる感じがします。このポーチ、コレクションにしちゃうけど使いたくなっちゃう…織もしっかりしていて素敵です!

チケットホルダー 絵本庭訓往来
378円(税込)

こちらはチケットホルダー。絵本庭訓往来がモチーフになっており、デザインもなんかスタイリッシュだな!と思ったので購入してみました。

葛飾北斎が描いた庭訓往来、豪華ですよねー。書かれている文は全然読めないのですが、北斎の絵だけでも十分に楽しめます。

おわりに

いかがでしたか?

両国めぐりはこれでおしまいですが、次回から2記事くらい?千葉県佐倉市周辺の博物館(大体予想がつきますよね!)を回ったので、その記事を書いてみようかなと思います。

それではまた次回~!

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【本日の一品】刀剣の魅力にクラクラ…グッズも購入しました!

前回に引き続き両国周辺の博物館を回っております。今回は刀剣博物館!実は行くの初めてだったんですよねー。

刀剣の魅力にクラクラ…

刀剣については無知の極みというか…私が行っても大丈夫なのかしらと思っていたのですが、スタッフの皆様とても親切で、しかもこの時の企画内容が「日本刀の味方 パート1 姿」でしたので、私のような初心者にも大変助かる企画なのでした。

太刀
銘 正恒
黒蠟色鞘大小拵(江戸時代後期)

銘 備前国住長船勝光 明応二年八月日

時代によって戦闘の様式が変われば、刀の使われ方も異なってくるわけで、そうなると、刀の「姿」は変わっていくわけです。そうだよね、よく考えればそりゃそうだよねと思うけれど、時代ごとにこうして見比べてみると、素人目にも「全然違うじゃん!!」という発見があって面白かったのです。

グッズも可愛くてクラクラ…

さて、グッズ行きますよ。少ないながらも少し買ってきたのでした。

紙クリップ 5色入り
540円(税込)

まずはこの紙クリップ。一体何かと言いますと…。

んぎゃー!刀の鍔なのです!これはかわいいい!

刀剣博物館所蔵の「張果老図 銘 安親」という鍔だそうで、本物には中豪の区の仙人の一人である「張果老」の姿が彫り込まれているそう。自分の好きな鍔がグッズになったりしたら、こりゃ好きな人は嬉しいよね…。

手ぬぐい(茶)
950円(税込)

そして、私が今まで見てきた手ぬぐいの中でも、トップクラスで可愛いな…と思ったのがこちら、刀の鍔が描かれた手ぬぐいです!切込木瓜形、平糸巻形…うーん、こんなに種類があったのかと勉強になる一枚。

マスキングテープ 三日月宗近
540円

こちらはオリジナルグッズではないのですが、最近多くのミュージアムショップや文具店で扱いが増えている、 Studio仕組さんの商品。今回は押型マスキングテープを購入してみました。

「押型って…なに…?」と思ったのですが、これは刀剣の上に和紙を当て、銘を墨で写し取ったり、刃紋などを書き写すことを言うのだそうです。

戦や大火でこれまで多くの名刀が失われてきたそうなのですが、この押型のおかげで今に残っている情報があるそうなのです。今回はそんな押型の中でも「寒山押型」に記載がある刀剣をマスキングテープに!ということです。うむむ、勉強になりました!

おわりに

いかがでしたか?

わけもわからず入っていった刀剣博物館でしたが、出る頃には「刀剣…奥が深い…」とぽわーっとした気持ちになって出てきました。

昨今増加している若い刀剣愛好家の方のために、博物館は何ができるか?お考えられた展示はとても好印象でしたし、ショップも小さいながらも可愛いグッズがありました。また行こうっと!

それではまた次回!

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【本日の一品】特別展のグッズが充実!江戸東京博物館に行ってきました!

まだまだ続くよ!ミュージアムグッズを巡る東京遠征。両国エリアにも足を運んだので、久しぶりに江戸東京博物館にも行ってみました。

相変わらず観光客でにぎわっていました。資料も豊富で、そろそろ娘とか連れてきてもわかる年齢になって来たかなー連れてきたいなーと思いました。

薩摩藩島津家の女乗物
「黒漆丸十紋散牡丹唐草蒔絵女乗物」江戸時代後期

企画展は「江戸の街道をゆく~将軍と姫君の旅路~」が開催中でした。これが面白かったのです!

江戸時代に整備された街道を行きかう人々。中でも将軍や姫君の行列は、その権威を誇示するためにかなり豪華なものだったとか。

上記写真の 「黒漆丸十紋散牡丹唐草蒔絵女乗物」 とかかっちょいいですね!こちらは撮影OKでした。

特別展関連グッズ

手ぬぐい 朱傘
1350円(税込)

朱傘が何でグッズに…?そんなに重要なの?とお思いの方もいらっしゃるのかもしれませんが、展示を見ればその面白みが分かるのです!

帯の絵巻は「楽宮下向絵巻/青木正忠」の部分です。解説にはこうあります。

文化元年(1804)楽宮は、十二代将軍となる徳川家慶に嫁ぐため、中山道で京から江戸に向かった。本絵巻はその様子を描いている。楽宮は直接的には描かれず、「朱傘」と「御」の字で象徴的に示している。

江戸時代、徳川家に関することを絵画や文学のテーマにするのは禁止されていた。そうした制約から逃れるため、貴人が使用を許された「朱傘」を象徴的に描き、楽宮の存在を暗示した。

帯の解説より

なるほどねーという感じです。楽宮を直接書くことはできなかったから、「ここにいるんだよ」という例えとして、朱傘を絵の中に用いたわけなのですね。

個人的には手ぬぐいより、朱傘の丸さを生かして、丸いハンカチにしたり、シールにした方が使い勝手があってよかったかな…。

マスキングテープ 伊予松山藩久松松平家登営行列絵巻
550円(税込)
マスキングテープ 諸侯船絵図
324円(税込)

ここでマスキングテープを2種ご紹介。2種も作ってくれるなんて嬉しい!

個人的には「 伊予松山藩久松松平家登営行列絵巻」がマスキングテープになったのが嬉しい!こういう絵巻物、どんどんマスキングテープになってほしい…私全力で買うから…!

葵牡丹紋付トートバッグ
1188円(税込)

こちらのトートバッグは、篤姫の長持を覆った布、「葵牡丹紋付油単」(江戸時代末期 )をモチーフにしています。これも本物の迫力すごいよ…篤姫やで…!そしてこれこそ風呂敷や手ぬぐいにすべきだったのでは!なんて思います。

ペーパーパズル京橋新橋
1500円(税込)

こちらは、「第一大区従京橋新橋迄煉瓦石造商家蕃昌貴賎藪沢盛景/歌川国輝(二代)」のペーパーパズル!4層になっていて、一枚の絵の立体感を実際に立体パズルとして表現できるようになっています。

おわりに

いかがでしたか?

企画展のグッズが結構種類も豊富で、特にマスキングテープはお気に入り!絵巻のマスキングテープ…もっと流行ってほしいねん…。

両国めぐりもう少し続きます!お楽しみに!

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【本日の一品】東京芸術大学美術館のグッズを少し購入しました!

上野に寄ったときに時間があったので、東京芸術大学美術館の「藝大コレクション展 2019」に行ってみました。実は初めて入ったんですよね。

私は第2期に行ったのですが、その豊富なコレクションに眼福…。

田村基(←確か同郷なんですよ!ここで見れるとは!)の「秋日」、三浦文治「動物園行楽」とかの日本画がハイパー好みで、「こういうコレクションが常設で見れるんだったら、ホントいくらでもお金おとすわ…」という気持ちになれます。

ポストカード
210円(税込)

さてさてこの時に買ったグッズを。芸大美術館のグッズはもう少し持っているのですが、この時に購入したものだけを少しご紹介。

まずはポストカード。こういうモチーフを抜き出したものに弱いんですよね…。作品の迫力も伝わるし。ポストカード、定型外のものが好きなんです。こういうことができる作品は限られてるけれど、ポストカード、まだまだ工夫の余地はあると思います。普通に印刷したものでも、印刷や縦横比にはなるべくこだわっていてほしいしね…。

アクリルチャーム
648円(税込)

同じ高橋由一「鮭」もこんな風にアクリルチャームにもなっていました。こういうアクリルチャーム、低価格で作れるなら何か自分でも作ってみたくなるな…とひとりもごもご呟きながらショップを後にしました。

いかがでしたか?まだまだ東京でのグッズの旅は続きます!お付き合いくださいませ!!

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