重ための展示を見たあとは、デザインについて考えたの巻。21_21に行ってきました!
虫好きの私にはたまらんわい!でも元デザイン学徒として、「昆虫をデザインをお手本にする」という話はまあよく聞きましたし、どういう展開になっているのかなーと思っていました。
[blogcard url=” http://www.2121designsight.jp/program/insects/ “]
展示について
大量の昆虫標本。手前のバイオリンムシがかっちょいいよねー。
近くを歩いていた人が「標本?ってことはこれ本物?えー!初めて見た!」と衝撃のセリフを言っており、ここの会場でやるということだけでも意味はあるんだなと思いました…。
「昆虫をデザインのお手本にする」ということは、「昆虫をデザインという視点で分解して再編集する」ということなのだと思います。そういう意味では、普段昆虫展などに行かないような人たちには、「こんな見方もあるんだ!」と思ってくれるんでしょうし、デザインを「おしゃれに彩ること」だと思っている人には、そもそもデザインとは?ということを問いかける意味でも重要な展示だったと思います。
冒頭の私のセリフじゃないですけど、「昆虫ってかっちょいいよねー」というその形態美にしか興味がなかった人にも、様々な観点から昆虫の研究は可能なんだということを示しておりましたし、非常に興味深かったです。
ただ個人的には、「デザインあ」の昆虫版のような印象を受けてしまって、まあそれがこの館のカラーや手法なのだと言われればそれはそうなんでしょうけど、正直ちょっと食傷気味でした。
また、水江未来さんの作品、詳細は語りませんが、あくまでもアート作品であるものを、「研究を経て分かったことを表現している」ように見えてしまって、それは大きな誤解を与えるのでは?と懸念しています。Twitterのやり取りでそんなくだりを見つけてしまいました。ここには載せませんが。どこまで本当なのかわからないのも、鑑賞者を不安にさせるという意味では御法度では。
個人的に一番好きなのはこちらの作品。ラオスのブークンという村でフィールド研究者とブレイクダンサーとして活動している、小林マオ氏の蛾とブレイクダンスしている映像作品です。
ラオスでは一部の蛾を食用にしており、虫を嫌がる人は少ないそう。
互いが互いの存在に見向きもしていないようで、でももっと深いところでは互いに影響を与え合っている存在。そんな「人と虫の関係性」を見ることができて、非常に面白かったです。
ウサギノネドコについて
京都を中心に活躍されているウサギノネドコさんのポップアップショップもありましたので、寄ってみましたよっと!
展示品の松ぼっくりを閉じ込めた作品ですかね。こんなに大きくても仕上がりが非常にきれい。これが欲しい。何度でも言います。これが欲しい…!
前から欲しいなーと思っているものの一つとして、Sola cubeのサイドテーブルがありました。今の私ではとても手が出ない値段なので、死ぬ前に…死ぬ前に買えれば…と重たい愛情を注いでいる商品です。
購入したもの
オリジナルではないのですが、グッズも購入したのでご紹介しますー!
こちらを買いたくてショップに行ったくらい素敵な作品。前田麦さんに以前直接こちらの画像を見せてもらったことがあり、今回ポストカードとして販売されると聞いて、心の中が阿鼻叫喚。スパッと購入しました。
オリジナルグッズではないのですが、昆虫に関する商品がセレクトされていていい感じのショップ展開になっていたと思います。
おわりに
さてさて、ここまでの3館でかなりの時間を使ってしまったので、次回行く先はショップだけの訪問になってしまいました。残念…。でも素敵なグッズを買ってきたので紹介させてください!
ではまた次回~!
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