【本日の一品】ハプスブルク展で「コラボグッズ」の価値を考えるの巻

上野でのミュージアムグッズハンティングの続きです。今回は国立西洋美術館で開催中の「ハプスブルク展」に行ってきましたよ!

https://habsburg2019.jp/

今回購入したミュージアムグッズ

今回購入したグッズはこちらです。TOKYO CULTUART by BEAMSがプロデュースした、イラストレーター 長場雄さんの描き下ろしイラストのグッズを中心に購入しました。

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長場雄さんのイラストバンダナ付前売券で手に入れたもの。
特製サコッシュ付前売券で手に入れたもの。
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ステッカーシート 1,100円
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キーチェーン(マリー・アントワネット) 1650円
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バッジ(マルガリータ・テレサ) 660円

展示のみどころと感想

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会期:2019年10月19日(土)~2020年1月26日(日)
会場:国立西洋美術館(東京・上野公園)
開館時間:9:30〜17:30(金・土曜日は20:00まで。11月30日[土]は17:30まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日(ただし11月4日(月・休)、1月13日(月・祝)は開館)、11月5日(火)、12月28日(土)〜1月1日(水・祝)、1月14日(火)

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今回の展覧会はもうタイトルズバリそのもの。「ハプスブルク家」に焦点を当てています。娘でも「何か聞いたことがあるわ…」というくらい。もうちょっと大人になったら世界史とかでも習うかもね。それくらい、世界史の表舞台に立ち続けた名門中の名門です。

今回はウィーン美術史美術館の協力により、ハプスブルク家のコレクションが100点ほど紹介されています。また、「ハプスブルク家って実際にどんな人たちがいたの?」という娘の疑問にも答えてくれるように、神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世やマリーアントワネット、マリア・テレジア、マルガリータ・テレサ、フランツ・ヨーゼフ1世などの肖像画や関連作品も展示。後々教科書で見たらびっくりするほどのビックネームばかりが揃います。

ハプスブルク家のコレクションはどれも興味深く。娘も真剣に見ていました。特に武具や工芸品の数々は、もううっとりしながら見ていました。

「こんなすごい工芸品が日常にあるってことでしょ?権力やばくない?」といいつつ、娘の目に留まったのはやはりマルガリータ・テレサの肖像画。

ワイ「この人は生まれながらのスペイン王女で、神聖ローマ皇帝のレオポルト1世と15歳で結婚したんだよ」

娘「私と年あんま変わらないのに、もう結婚相手決まってたの?」

ワイ「そうだよ、政略結婚というのはそういうものだからね。6人子どもを産んだんだけど、21歳で亡くなるんだよね…」

と、二人で何だかしんみりしていて、「この王女様が幸せだったらいいな…」と、350年前の王女様のお姿に想いを馳せているようでした。

展示とミュージアムグッズのつながり

今回は長場雄さんのコラボグッズを中心に買ってみました。というのも、馬場さんの描くハプスブルク家8人の登場人物が良く描かれていたからです。

もちろんグッズ付き前売り券で引き換えたサコッシュも嬉しい。先ほど娘と話していたマルガリータ・テレサのこと、忘れずにいられるでしょう。

ただ一点だけ、「なぜ長場雄さんを選んだのか」という説明がグッズ売り場やホームページに欲しかったですし、そこは売り手の消費者への説明責任があるんじゃないかと思っています。ミュージアムグッズなんだから。

以前札幌で開催されていたカラヴァッジョ展で、漫画家のヤマザキマリさんのコラボグッズが、ミュージアムグッズとして発売されていました。

私、これは「アリ」だと思うんです。ヤマザキマリさんとイタリア絵画との関係性、イタリア絵画から受けた影響は皆が知るところですし、「なぜヤマザキマリさんがやるのか」という問いにも答えられる。そこに意味も価値もあるんです。

ですので、もし今後コラボグッズを作る場合、「なぜこの会社や作家を選んだのか」「今回の展覧会の文脈との関係性は何か」という点にも着目して、ぜひ製作してほしいなー!と思いました。前回のゴッホ展でも言っていたことですけどね。

おわりに

今回の展示、巡回はないっぽい…?なので、ハプスブルク家の王族たちを一度に見れるこの機会、ぜひお見逃しなく!

ではまた次回~!

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【本日の一品】ゴッホ展のグッズはハーグ派からの発展が分かるものをぜひに!

前回の続きで、上野の博物館めぐりをしています!今回は上野の森美術館で開催中の「ゴッホ展」に行ってきました!

今回購入したミュージアムグッズ

今回購入したグッズはこちらです!ぬいぐるみは大きいものを買う派なので、上野2館目でバッグがパンパンになってしまった…。

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スヌーピーぬいぐるみ(M) 3,080円

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ノート(麦畑とポピー) 500円

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《糸杉》とファン・ゴッホの文字をあしらったレースハンカチ・白 1400円

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スヌーピートートバッグ 1,320円

以上4点を購入しましたー!

展示のみどころと感想

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会期:2019年10月11日~2020年1月13日
会場:上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)
開館時間:09:30~17:00(金土〜20:00)※入場は閉館30分前まで
休館日:12月31日、2019年1月1日
観覧料:一般 1800円 / 大学・専門学校・高校生 1600円 / 小中学生 1000円
URL: https://go-go-gogh.jp
巡回:兵庫県立美術館
会期:2020年1月25日~3月29日

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ゴッホが画家を志したのは27歳。まず影響を受けたのはオランダのハーグ派です。農村での暮らしを作品の題材にし、穏やかなタッチで描くハーグ派にスポットを当てた展覧会はこれまでほとんどないのだそうです。私もハーグ派の存在は全然知りませんでした。

その後、ゴッホはパリで印象派に出会います。闊達に動く色彩の魅力にドハマりしたゴッホ。私たちのイメージする「ゴッホの絵」はここから始まるのです。

今回の展覧会は、そんなハーグ派との出会い、印象派から受けた影響をテーマにしています。

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娘はあんまりその自覚はないと思うんですが、実は彼女、結構ゴッホの絵が好きなんだと思います。キャプションを見ずに「あ、この絵ゴッホじゃない?」と言えるようになったりして。

今回、ハーグ派から影響を受けて描いたゴッホの初期の絵を見て、娘も仰天。「ホントにこれゴッホなの?」と言ってました。「あのグネグネした、色の迷路みたいなのがゴッホの絵だと思ってた」と言っていたので。でもそれは印象派と出会ってからの話なんですよね。

ゴッホが、世にいう「ゴッホらしさ」にたどり着くまでにどんな影響を受けてきたのか。その一つとしてハーグ派や印象派に着目した点がとても興味深かったです。

今回はゴッホの代表作のひとつである「糸杉」もあって、娘は「あれ…この絵じゃないけど、この木を描いた他の絵は教科書で見たかも…」と言いました。そう、気に入ったモチーフを繰り返し描いたゴッホ。そのどれかを見たのでしょうね。いつか別な「糸杉」を見たときに、娘はこの展覧会を思い出すのでしょうか。

展示とミュージアムグッズのつながり

ということで、今回はハーグ派や印象派とゴッホとのつながりがテーマの展覧会。グッズもそのような、展覧会そのもののテーマを引き継いだグッズがもっと欲しかったな…と思ったったのが正直なところです。

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スヌーピーは可愛いです。間違いない。スヌーピーがゴッホ作品を保有していたという逸話も私は初めて聞きましたし、それはそれでミュージアムグッズになり得る情報のひとつなのかもしれません。

でもミュージアムグッズ愛好家としては、もう少し「展覧会で得た感動を持ち帰る」というミュージアムグッズの本来的な役割に注力したグッズも展開した方が、来館者の満足度もさらに高くなったのではないのかと思います。

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でもひとつ、面白いものもありました。それが近沢レース店とのコラボハンカチで、周りを縁取るレースに糸杉がありました。レースと印象派の相性ってすごくいいなとは思います。あの筆致の躍動感が良く表できています。近沢レース店によるゴッホの解釈は面白かったです。

おわりに

コラボレーショングッズは近年ミュージアムグッズのひとつとして非常に盛んですが、「この会社とコラボすることで、展覧会とどのようなつながりが生まれるか」をもっと意識したものの方が、来館者も楽しい気持ちで家に帰れるのではないかなー。

こちらのゴッホ展、兵庫にも巡回するようです。兵庫の皆様にとっても参考になりますように!

それではまた~!

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【本日の一品】コートールド美術館展のグッズで実は自分がセザンヌ好きだったことに気づくの巻

過酷な青森、東京への旅。やっと東京へ到着です…。

十和田市現代美術館を出た私たちは、その足で七戸十和田駅へ向かい、深夜バスで一路東京へ…しかも4列シートで…満席…。まさに水曜どうでしょうの世界でした。

12時間の深夜バスを経て涼しい東京にたどり着き、東京都美術館の「コートールド美術館展」を見に行きました!

展示について

ロンドンにあるコートールド美術館。

[blogcard url=” https://courtauld.jp/ “]

そう、印象派の名作ぞろいのこの美術館、イギリスにあるんですよね。

「あれもこれも、教科書とかテレビで見たことあるやつ…」と言いながら見ていた娘(事前にぶら美を見せておいてよかった…)。受付でお絵描きボードをお借りして、色々絵を描きながら作品を見ていたのでした。他の来館者の皆様も、そんな娘を温かく見守ってくださっていて感謝…。

娘が題材に選んだのはセザンヌの「パイプをくわえた男」でした。「人物画なら描けそう!」なんて言ってチャレンジしていたのですが、やはりそう簡単には行かず…。

でも「自分で描いてみる」ことでやはり発見はあったようです。

「この人パイプくわえてるのに煙出てないのは、モデルをお願いして立ってもらってたからなのかな?」「首は短いのに肩幅がすごい広い気がする…真正面じゃないから?それともアレンジしてる?」などとブツブツ言い、描きあげるころにはぐったりしていました。「模写だけでこんなに疲れるのに、一枚絵を完成させるなんてどんだけ体力使うんだろ…」というのが主な学びだったようです。

グッズについて

さてさてグッズについてです!事前の評判の良さを聞いていたので買う前からワクワクでした。今回かなり散財してしまったので、ここからが長文ですよ…!写真盛りだくさんなので覚悟してください!

缶バッジ セザンヌ/スーラ 各550円

私の一番のお気に入りはこちら!作家ごとの筆致の違いを原寸大で表現!キャンバスバッジです。コートールド美術館の研究施設と言う側面を、ミュージアムグッズでも表現していたように思いました。

こちらのクリアファイル、片面はセザンヌ。そして…。

もう片面はピサロになっています。

A5 ダブルクリアファイル  ピサロ/セザンヌ 509円

セザンヌとピサロは互いにその才能と、新しい表現への挑戦を認め合った重要な仲間、友人なのです。その関係性をクリアファイルで表現しているのですね。

使いながら頭に入るし、これはナイスアイデア!他にも様々な関係性の画家同士のクリアファイルがあり、もっと買えばよかったと今更ながら後悔…。

コートールド展オリジナル ティー&ショートブレッド  486円

紅茶とショートブレッドのセット。他にも絵柄があったので「あの人はこの作家の作品がいいかも…?」とプレゼントとして考えながら選ぶと楽しいぞ!

オリジナルグッズ以外にも、食品などの輸入品もふんだんに揃えられていたのですが、こちらにもこだわりがあるように思いました。どれも美味しそうですし、品がある。他のグッズとも調和していると感じました。

ここまでの写真を見てお分かりかと思うんですが…。私、セザンヌが好きなんだなって。なるべくバラバラな作家のものを買おうと思っていたのに、気がつけばセザンヌだらけ。展示室でもセザンヌ特集のコーナーに長く居てしまったし。グッズでこういう好みがわかるのも実は楽しいんです。

フィリップスコレクション展でも近いことを思っていたので、そちらも是非チェックです↓

http://momonoke.wpblog.jp/museum-goods/vol184
画家の年表Tシャツ  3850円

圧巻なのはこの年表Tシャツですね。展示されていた作家21人の生きた時代が一目でわかるようになっています。タグまでしっかりこだわっていますね!

「この作家はすごく短命だったのね…」と切なくなったり、作家同士の年代の近さを実感したり、年表をグッズに取り入れることの面白さが前面に出ていたと思います。デザインがいいので老若男女問わず着れそうです。

ノート(草上の朝食) 858円

今回は日本製のグッズが多く、特にこのノートのクオリティの高さは半端じゃないぞ!ミュージアムグッズは特に最近雑誌などで文具の文脈で語られることも多いのですが、こういう品質の面で文具沼の皆さんの評価を聞いてみたいところなのです。

プレイングカード 1650円

話題のプレイングカードも買いましたよ!開封式は是非夫(元マジシャン)とやりたいところです。

ローズソープ 990円

こちらは石鹸。女性の前にさりげなく飾られている一輪のバラをイメージした香りとか…作品を生で見た人にはたまらない一品ですね。バーカウンターのお酒のにおいの中、一瞬香り立つバラを想像するだけでたまらないです。

大事なことなので何度も言いますが、こういう特設ショップでショッパーにプリントがあるのは相当なこだわりだと思います。真っ白なビニールバッグだっていいのに…というところを、いや良くない!ここまでこだわりぬいてこそ!という作り手の声が聞こえてきちゃいますから。

東京都美術館の常設のミュージアムショップにも、今回の展覧会に合わせたグッズが置いてありました。イラストレーターのOZAKI EMIさんのイラストが描かれています。

印象派という美術シーンを変えた、大きな時代のうねりのようなものを表現したイラストレーションだと感じました。人間関係や作品の、独特のグネグネした空気感。わかる人には「あ、れ、その絵はセザンヌの…?」ってなったりして、ふふっと楽しい。

おわりに

いやーいいショップってホント爆買いしちゃいますよね。どれも品質が高くて。何より、コートールド美術館そのものや出品作家へのリスペクトが伝わる内容だったのが、いちミュージアムグッズ愛好家として嬉しい限りです。

東京ミュージアムグッズ旅。まだまだ続きます!ではまた次回~!

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【本日の一品】十和田市現代美術館でAKI INOMATA作品を堪能したの巻

前回の記事の続き、十和田市現代美術館へ娘と行ってきました。

[blogcard url=” http://towadaartcenter.com/exhibitions/aki-inomata/ “]

私は2回目の訪問だったのですが、娘は今回が初めて!バスの時間的になかなかハードな訪問でしたが、常設展も含めて楽しんでもらえたようです。その模様と購入グッズをご紹介!

展示について

今回の企画展は『AKI INOMATA:Significant Otherness 生きものと私が出会うとき』。私は茨城県北芸術祭でAKI INOMATAさんの 《やどかりに「やど」をわたしてみる -White Chapel-》 を拝見したことはありました。でもそれ以外の作品は初めてだったので、もうワクワクで!

そもそも生体展示が美術館では難しいだけに、十和田市現代美術館、やるな!という感じ。多くの課題を一つずつクリアしながら実現できた展示だったのではないかと思います。

《girl, girl, girl , , ,》2012

昆虫好きな私が気に入ったのは、《girl, girl, girl , , ,》2012でした。

女性の衣服の切れ端をミノムシに託したら、どのように纏うのか。そもそも私の暮らす地域ではあまりミノムシ自体を見かけず、「ミノムシに色紙を纏わせて遊ぶ」というのが日本に昔からあることも知りませんでした…。

この作品の根幹は「人間の性差による力学」であり、成虫のメスのミノムシも自らが作ったミノの中でオスが来るのを待つ存在であることと重ね合わせています。

女性服やメイクアップなどの「選ばれる存在であること」を女性に強いる文脈は未だに存在しています。それは「女子は二重でなきゃいけない」「モテコーデ」というパワーワードに示される通り…。

AKI INOMATA作品の、そういう生き物の創作行為を通じて、人間という生き物の在り方を見つめ直すという作風には、とっても勇気をもらえるのです。

《彫刻のつくり方かた 2018

娘が衝撃を受けた作品。最初は「これなんだろうね…?」と思って道をたどり、その先にあった映像作品によって、これがビーバーが齧って作った木材であることを知るという…!「うえええ!こういうのありなんだ!?」と。

現代美術は、そこにある作品に文脈を見る。では目の前にある作品がビーバーによって作られたものだとしたら、私たちは何を見出せばいいのだろうか。強い問いのある作品でした。

《やどかりに「やど」をわたしてみる》 2009~

娘に「AKI INOMATAさんってどんな作品を作る人なの?」と旅の前に聞かれ、どこまで詳しく紹介しようか迷ったものです。でも、とにかく作品を目にした時の衝撃を大事にしてほしくて、「ヤドカリの宿を作って、ヤドカリに住んでもらう作品とか作っているんだよ」とだけ言っておきました。案の定娘は「…あん?」となっていましたけど。

で、作品を見た娘。「すご…!」とやっぱり衝撃だったようです。やっぱり強い。パワーのある作品です。表現もコンセプトも素晴らしい。

この作品でヤドカリが背負っている殻は、AKI INOMATAさんが3Dプリンタで制作した、世界各国の都市を表現した殻です。

まずこの殻のカッコよさに、モノ作りが好きな娘は撃沈。「3Dプリンタが欲しいんだけど…」と帰宅してから夫に相談していたくらい。「自分が作ったものの中に、別な生き物に住んでもらうって発想、ホントどこから出てくるの?しかも超カッコいいし…」ととにかく驚いていた様子でした。

脱走しようとしたヤドカリに何か心が移ったらしく、「逃げ出そうとするヤドカリを応援したくなったな…」とも言っていました。そうよね、今いる場所を纏って生きているヤドカリが、「今いるこの場所から出ていきたい」という気持ちと重なることってあるよね…。ということで、思春期の子供たちにも見てほしいなと思いました。

私は特に地方都市に住んでいるので、首都圏に出ていく人の気持ちもわかりますし、現在の地方軽視ともとれる首都圏による政治に我慢がならない時もあります。それほど「私はどこに住んでいるか」を私は大事にしているわけです。

それと同時に「私はここで生きているんだ」という芯のようなものもあるんだと思います。それは私なりの土着性なのかもしれません。前回の青森県立美術館の展示でも、「北海道でどう生きるか」を考えさせられましたが、やはりここでも自分の中のそんな気持ちがあぶりだされた作品でした。

《愛はとこしえ十和田でうたう》 草間彌生
《平和の鐘》 オノ・ヨーコ
《ザンプランド》 栗林隆
《光の橋》 アナ・ラウラ・アラエズ

上記、娘が特に気に入っていた常設作品です。いやどれも本当に素晴らしく、「こんな公園や美術館が近くにあったら毎日行くなー」と言っていました。連れていってよかったです。常設展、ホントに何周もしていました。

グッズについて

グッズは以前購入した際のも既に記事にしています。よかったらこちらをどうぞ↓

http://momonoke.wpblog.jp/museum-goods/vol63

新たに購入したものをこちらでご紹介します~!

AKI INOMATA 記録集
『AKI INOMATA:Significant Otherness 生きものと私が出会うとき』 3,200円(税別)

AKI INOMATAさんの記録集はサイン入りをゲット!ポストカードとセットで買うとポスターがついてくるサービスも展開されていました(もちろんポスターもゲット済み。どこに貼ろうかな)。

ポストカード単品 352円
ポストカード3枚セット 990円

で、購入したポストカードはこちら。単品も3枚セットも買っちゃったよね…。単品の方は飾ったり使ったりするのに使おうかなと。

美術館オリジナルエコバック 550円

美術館オリジナルエコバッグも登場していたので購入してみました。最近、ミュージアムグッズパスポートのオリジナルバッグなどを作りたいなーと思っているので、こういう商品に目が行ってしまいます!

おわりに

さて、青森での美術館めぐりはここまで。ここから東京に移動して怒涛の博物館めぐりが始まりますよ!お楽しみに!

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【本日の一品】青森県立美術館で青森EARTHとグッズを満喫の巻

先日、札幌を出発して青森~東京の旅をしてきました!

どうしても青森県立美術館と十和田市現代美術館の展示が見たくなって、でも東京に行く用事もあって…ということで、水曜どうでしょうのような強行軍を親子で敢行してきました。

この日はドハマり6というイベントに親子で出演して発表して、その後深夜バスで一路函館へ。イベントの様子はこちら↓

[blogcard url=” https://togetter.com/li/1423485“]

その後、これまた深夜フェリーで青森まで向かい、市場で海鮮丼を食べ、朝からやっている銭湯で湯につかり、ダラダラ時間を過ごしてから青森県立美術館へ向かいました。

展示について

今回の目的はこちらです!青森県立美術館で開催中の「いのち耕す場所 農業がひらくアートの未来」

[blogcard url=” http://www.aomori-museum.jp/ja/event/88/ “]

まずは若手作家の活きがいいなー!という感想です。私と同世代の作家の新しい作品を積極的に展示している印象で、好感を持てました。深淵なテーマでしたが、作家の躍動感のおかげで娘もかなり楽しめたようです。

娘と私はザ・ユージーン・スタジオの「 Drawing; Model room for Agricultural Revolution 3.0 」が気に入りました。特に娘はかなり好きになったようで、「何か…この作家さんと交流したい気分…話したい…!」と興奮しております。

[blogcard url=” https://the-eugene-studio.com/ja/project/drawing-model-landscape-room-for-agricultural-revolution-3-0/ “]

あとは教育版画にかなりのスペースが咲かれていたのも嬉しかった!魔女の宅急便でウルスラが描いた絵の元になっている版画も展示されているので、ホント必見!ですよ!

[blogcard url=” https://www.acci.or.jp/hanga/shokai/main.html “]

私は青森の教育版画が大好きなのですが、「農と暮らし」を版画で後世に共有し続けるのが、子供たちにとって良いことなのかと言われれば、ちょっと疑問が湧いたことも事実です。苦しみと土着の記憶を絶えず子供たちに植えつけている気もしていますし…それが逆に青森が素晴らしい作家を生んでいる一因なのかもしれないとも思いましたが…。もう少しそのような自己批判の視点も欲しかったような気がしています。

図録めっちゃ面白いので買うべき。

北海道でどんな「農」の展示をするかと考えながら見ていて、「開拓」の際にアイヌとの攻防があったわけで、それを避けては通れないなと言う印象も受けました。現に、今年の芸術の森美術館での砂澤ビッキの展示の際に、アイヌに関する記述がほとんどなかったのですが、それがかえって不自然な印象を与えたのではないか…と思っています。

北海道の人間が(というか道産子としての私自身が)自分たちの歴史をうまく語れない、引き継げないでいるのも、現在進行形のこの問題を、自分たちの言葉で語る術をうまく持てないまま今日に至ったからではないか…と考えています。これをどう展示するかは大きなテーマなので今回扱えるかどうか分かりませんが、悶々と考えさせられました。

いずれにせよ、この展示ができる青森県立美術館の存在を非常にうらやましいと思ってしまいました。農とアートの「関係性」を強く見せつけられ、やはり北海道は政治的に切り開かれた土地なんだということを実感しています。

グッズについて

以前青森県立美術館いったときに結構グッズを買ったので、今回はちょっと少なめです。

http://momonoke.wpblog.jp/museum-goods/vol65
手ぬぐい 雪ななこ 1,150円

青森県立美術館の手ぬぐいって何色かあって、しかも全部柄が可愛くて迷うんだこれが…今回は津軽塗の中でもななこ塗の模様をイメージした手ぬぐいを購入してみました!素敵~!

[blogcard url=” http://www.tsugarunuri.org/pattern.html “]

次回も青森旅の様子をレポしたいと思います~!ではまた!

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【本日の一品】福田亨さんのアーティストトークの感想&カフェきねずみのオリジナルグッズ

10月5日(土)14時から道立三岸好太郎美術館で行われた、福田亨さんのアーティストトークに行ってきました。

福田亨さんトークイベント

SNSなどで作品をお見かけして以来大ファン。東京での展示がここ最近多かったので、やっと札幌で作品が見られる!とひとりワクワクしておりました。

ほとんどが個人蔵の作品だったので、もう今後どれだけまとまったものが見られるのか…!三岸好太郎、蝶を描いた作品もあるので、ここでの展示のご縁になったのかしら?

福田さんの作品は、木象嵌という技術をSNS世代に広めたという功績も大きいと思いますし、もちろん技術もピカイチ。こーんな細かい蝶の羽も、木の組み合わせ。全部象嵌だなんて。

でもやはり昆虫好きとしては、福田さんの「確かに細かい技術を使っているんですが、そうしないと作れないくらい、生き物ってすごいんですよ」というお言葉が、もう、うんうんうんと何百回もうなずきたくなるほど。おっしゃる通り!です。

幼いころから昆虫好きだったということ。音威子府という環境で今も作り続けられていること。実物をどれだけ観察できるかが大事ということ。 もとは折り紙作家になりたかったというお話もされていて、数学の道に進もうかとも思ったともいいます。 興味深いトピックを極めて分かりやすく、ロジカルにお話してくださいました。

最前列で熱心に聞き入る私がいます。
盛況のトークショーでした。

トークショーが終わった後も、来場者は熱心に作品を見たり、福田さんに質問をしていました。とても楽しかった。12/1まで展示されているので皆行こう!こんな機会なかなかないぞ!

午前中行けなかったのですが、片野莉乃さんのトークもあったとのこと。こちらも実物を見てほしい!特にこの「ホームシック」という作品の大きさ、構図、色彩、テーマ…そのすべてに胸を打たれました。

カフェきねずみオリジナルグッズ

1階のカフェきねずみでは、「ミュージアムグッズパスポート1」が紹介されています!

おばけのマ~ルポストカードを掲載させていただいたご縁でございます。本当にありがとうございます!

ポストカードは大人げなく大人買いしたくなるほど本当に素敵なので、行ったら各位買うように。

ポストカードBOX 700円
クッキー 250円

きねずみさんにはカフェのオリジナルグッズがあります。今回はポストカードBOXとクッキーを購入。

著作権などの関係でグッズを作るのが難しい館も、こうやってショップ自体をブランド化してしまうという手もありますね。クッキーは蝶。展示を見れば、蝶のクッキーが欲しくなってしまいます。

ミニ大通マルシェというイベントでは、このきねずみの絵が描かれたサコッシュも登場するそうです!こちらも可愛いので買わねば!

[blogcard url=” https://www.facebook.com/events/2457297927842021/permalink/2475738102664670/ “]

それではまた次回ー!

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【本日の一品】カラヴァッジョ展でコラボグッズなどを購入してきたの巻

10月14日で閉幕してしまうカラヴァッジョ展を慌てて観に行ってきました!

[blogcard url=” http://m-caravaggio.jp/ “]

遅延していた作品は展示断念となったようでした。 カラヴァッジョの作品は「女占い師」「瞑想するアッシジの聖フランチェス コ」が来ないとのこと。ほかにも周辺の作家6点、併せて8点が断念したそうです。

対応として半券を持っていれば再入場が可能であるということと、ポストカードを2点入場時にプレゼントしてくれました。絵はランダムです。私は「リュート弾き」「聖アガビトゥスの殉教」でした。

8点見れなかったのでやはりボリューム不足は否めなかったのですが、近代美術館側の対応は誠実だと思いました。スタッフの皆様も丁重に対応してくださいましたし。

購入グッズはこちら。まずはコラボグッズの紹介です。

色々あったのですが私は2点購入。田辺誠一の描いたカラヴァッジョのポストカードと、ヤマザキマリさんが描いたカラヴァッジョのチケットホルダーですね。

あとはこちらのトートバッグを購入。「メドゥーサの首(第一バージョン)」が描かれています。ワインのエチケットみたいでいいですね。

実は私のこの日の目的、お隣の三岸幸太郎美術館でのトークイベントにあったのです。それはまた次回ご紹介しますね!ではまた~!

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【本日の一品】旭川でブリティッシュ・オートマタを見てきたの巻

終わった展覧会は書かないルール、破ります…。そのルールで、我が家には紹介していないグッズ、沢山あるんですけどね。

8月の終わり(だいぶ前じゃねーか)に、北海道立旭川美術館に行ってきたのでした。目的はこちら。

じゃじゃん。「ブリティッシュ・オートマタ ポール・スプーナーと英国現代からくり人形の世界」を見に行くためでした。

衝撃のブリティッシュ・オートマタ

これがすっごく面白くて、間違いなく今年の展覧会ベスト5には入りますね。この時期、札幌ではテオ・ヤンセン、帯広ではチームラボをやっていたりと、夏休みの子供向けの展覧会が多かったのですが、私はこちらの展覧会がベスト!だと思いました。

ポール・スプナー&マット・スミス《スパゲティを食べる男》
※こちらの作品のみ撮影可でした。

イギリスのからくり人形の世界。ポール・スプナーの作品を中心に、現代のからくり人形が紹介されていたのですが、そのほとんどが動かせるんですよね。展示にボタンがついていて。もう衝撃。札幌だったらできるかな…?と思うほど、多くの作品が動かせるものになっていました。

その複雑な挙動はもちろんのこと、イギリス独特のブラックユーモアと言っていいのかな…そういう皮肉に満ちた作品テーマの連続で、所変わればからくり人形で表現される世界はこんなに変わるのか!と驚きの連続でした。

他の作品、展覧会フライヤーにも少し載っています↓

[blogcard url=” http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/abj/automata.pdf “]

購入グッズ

さて購入したグッズ。ホントは展示されている作品たちを連れて帰りたい…こんな気持ちになったのは久しぶりでした。

ポストカード 各110円

まずはポストカードを二つと。

缶バッジ《スイス・アーミー・ナイフ》 520円
缶バッジ《仮面の下は誰?》 520円
缶バッジ《アヌビスの手品》 520円

缶バッジを3種購入しました。特に最後の《アヌビスの手品》は、持ち上げたピラミッドの中身が自在に変化する仕掛けになっていて、生で見るととっても感動するんですよ~!

おわりに

いかがでしたか?

「あーいい展示を見たなー…」と満足しきりで帰れた、とても面白い展覧会でした。子ども連れで来ればよかったな、とちょっぴり後悔しています。

それではまた次回!

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【本日の一品】「テオ・ヤンセン展」の思い出とグッズ購入の巻

もう何年も前に「大人の科学」の付録でついてきた、テオ・ヤンセンのミニビースト。今も大事に保管しているのですが、ついにこれが札幌で観れるー!

ということで、「終わった展覧会は書かない」ルール破りまくりですが、夏休みの思い出として一つ。札幌芸術の森で開催された「テオ・ヤンセン展」に行ってきたのでした。

[blogcard url=” http://event.hokkaido-np.co.jp/theo/ “]

室内で息を吐くビースト

道外や国外での展示が多く、「行けねぇよぐぬぬぬ」となっていたのですが、まさか札幌で見られるなんて!娘と見に行き、「やっぱ本物のビーストは迫力あるね!」と興奮しました。

こんな風に、動力や構造までばっちり見せてくれて嬉しい。夏休み中の子供たちや親子連れを狙った展覧会として、もうバッチリ、大盛況だったと思います。

でもまあやはりね…室内で展示することの難しさだよね。砂浜で動くビーストの映像が衝撃的なだけに、すごくスタッフの皆様が苦心して展示していらっしゃるのは感じ取れました。どうやったら美術館でテオの作品の面白さを分かってもらえるだろう?と。考えさせられました。

グッズ紹介!

特設のミュージアムショップが出ておりました。ほとんどがビーストのキットですね。子どもたちが買い求めてました。夏休みの自由研究に使うんだろうなーと思いながら。あまり「展覧会オリジナル」と銘打ったものも少ないようでした。

扇子 1,700円

購入したのがこの3点。まずは扇子ですね。風を食べる生きものなわけですから、ビーストは。となるとその風を起こす道具、扇子がグッズ化されるのも納得です。個人的にはこの絵柄、ちょっと和風すぎてあまり好きではないですが…。

缶バッジ 300円

テオのスケッチを元にした缶バッジ。このスケッチというか、構造式自体がかっこいいですよね。

Tシャツ 1900円

Tシャツもありました。「オフィシャル」と言っていったのはこのTシャツくらいだったかも?

おわりに

個人的にはもっといろんなグッズ見たかったのですが、予算的にここまでだったのかな?という印象でした。

ただ、常設のミュージアムショップもいつもより賑わっていて、見本品を雑に扱うお客さんも散見されてちょっと残念でした。難しいね。てんやわんやだったから手伝いたいくらいだった。

それではまた次回!

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【本日の一品】「みんなのレオ・レオーニ展」で原画の世界を満喫したの巻

東京ミュージアムグッズの旅、これで最後です!とっても楽しみにしていた「みんなのレオ・レオ―ニ展」を見てきました。

フォトスポット撮ったのにブレブレで申し訳ないす…。

私が行ったのは平日だったのですが、それでも盛況でした!なんせレオ・レオ―ニ、人気の絵本作家ですもの。大人から子供まで、世代を超えたファンが多かった印象です。

[blogcard url=” https://www.asahi.com/event/leolionni/ “]

数多ある作品の紹介、原画、絵画や彫刻まで、幅広く彼が手がけた仕事が見れたのが面白かったです。絵本作家になる前、グラフィックデザイナーをしていたこともここで初めて知りました。

オリジナルグッズ

そしてグッズも話題になっていました。ミュージアムショップと特設ショップは人だかり。こんなに一度にレオ・レオ―ニのものが買える機会なんてなかなかないですからね。

絵本原寸クリアファイル 600円

まずはオリジナルグッズ。「あおくんときいろちゃん」のクリアファイルです。本当に絵本を手に取ったようなデザインが可愛いですね。

右側のあおくんときいろちゃんのシートを開いたファイルの中に入れて…

色が変わるのを楽しめるようになっているのです。絵本へのリスペクトが伝わるクリアファイルですよね!

ポストカードセット 500円

こちらは会場で展示されている5点の原画のポストカード。そう、今回の展覧会の見どころの一つとして、この原画の存在があるのですよね。絵本「スイミー」に実際に使われているものとはちょっと違うらしいのです。ぜひ注目!

「あおくんときいろちゃん」ポストカード 150円

このポストカードもね…宛名面まで可愛いという…こういうひと工夫ホント大事…。これからグッズを作る方にぜひ参考にしてほしい…。

その他グッズ

1回の特設ショップでは、その他のグッズも充実しておりましたよ!

カード製作キット 972円

こちら、イチオシ。お魚のスタンプを使って、実際にスイミーの一場面を作ってみようというものです。スタンプがついているので他の紙に押してもいいし、長く楽しめるグッズだなと思いました。

レオ・レオーニ飴(スイミー) 1,058円

あとはSNSで話題になっていたこちらですね。「スイミー」のキャンディ。この飴、全部赤いのかと思いきや…。

こんな風に、ひとつだけ黒い飴が混じっているんです。食べるのが勿体ないなー。家族で黒い飴取り合いになっちゃいそう…!何とも「映える」グッズですね。

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 のオリジナルグッズ

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館のオリジナルグッズも買ってきましたよ!

「望郷」切手 370円

その名の通り、主要な収蔵品は東郷青児作品です。その切手が売られているので買っちゃいました。切手もね…沼だから入らないようにしているのですが…東郷青児の作品が切手になるなんて、一気にハガキが華やぎます。

ピンズ/ひまわり 980円

収蔵品がいくつかピンズになっていたのですが、私はやっぱりこれを選んじゃいました。ゴッホの「ひまわり」です。展覧会会期中も見られるようになっていましたよ。なかなか忠実に作られていますよね。これは買い!

おわりに

いかがでしょう、意外と盛りだくさんに買ってしまいましたね。

東京旅はこれでひと段落。また11月初めに行く予定なのでその際にまた記事にできればと。それまでの間は、もう終わってしまいましたが道内でやっていた展覧会のグッズですとか、コラムなどを載せようかなと思っています。引き続きお付き合いくださいませ。

それではまた次回!

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