先日、札幌を出発して青森~東京の旅をしてきました!
どうしても青森県立美術館と十和田市現代美術館の展示が見たくなって、でも東京に行く用事もあって…ということで、水曜どうでしょうのような強行軍を親子で敢行してきました。
この日はドハマり6というイベントに親子で出演して発表して、その後深夜バスで一路函館へ。イベントの様子はこちら↓
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その後、これまた深夜フェリーで青森まで向かい、市場で海鮮丼を食べ、朝からやっている銭湯で湯につかり、ダラダラ時間を過ごしてから青森県立美術館へ向かいました。
展示について
今回の目的はこちらです!青森県立美術館で開催中の「いのち耕す場所 農業がひらくアートの未来」
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まずは若手作家の活きがいいなー!という感想です。私と同世代の作家の新しい作品を積極的に展示している印象で、好感を持てました。深淵なテーマでしたが、作家の躍動感のおかげで娘もかなり楽しめたようです。
娘と私はザ・ユージーン・スタジオの「 Drawing; Model room for Agricultural Revolution 3.0 」が気に入りました。特に娘はかなり好きになったようで、「何か…この作家さんと交流したい気分…話したい…!」と興奮しております。
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あとは教育版画にかなりのスペースが咲かれていたのも嬉しかった!魔女の宅急便でウルスラが描いた絵の元になっている版画も展示されているので、ホント必見!ですよ!
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私は青森の教育版画が大好きなのですが、「農と暮らし」を版画で後世に共有し続けるのが、子供たちにとって良いことなのかと言われれば、ちょっと疑問が湧いたことも事実です。苦しみと土着の記憶を絶えず子供たちに植えつけている気もしていますし…それが逆に青森が素晴らしい作家を生んでいる一因なのかもしれないとも思いましたが…。もう少しそのような自己批判の視点も欲しかったような気がしています。
北海道でどんな「農」の展示をするかと考えながら見ていて、「開拓」の際にアイヌとの攻防があったわけで、それを避けては通れないなと言う印象も受けました。現に、今年の芸術の森美術館での砂澤ビッキの展示の際に、アイヌに関する記述がほとんどなかったのですが、それがかえって不自然な印象を与えたのではないか…と思っています。
北海道の人間が(というか道産子としての私自身が)自分たちの歴史をうまく語れない、引き継げないでいるのも、現在進行形のこの問題を、自分たちの言葉で語る術をうまく持てないまま今日に至ったからではないか…と考えています。これをどう展示するかは大きなテーマなので今回扱えるかどうか分かりませんが、悶々と考えさせられました。
いずれにせよ、この展示ができる青森県立美術館の存在を非常にうらやましいと思ってしまいました。農とアートの「関係性」を強く見せつけられ、やはり北海道は政治的に切り開かれた土地なんだということを実感しています。
グッズについて
以前青森県立美術館いったときに結構グッズを買ったので、今回はちょっと少なめです。
青森県立美術館の手ぬぐいって何色かあって、しかも全部柄が可愛くて迷うんだこれが…今回は津軽塗の中でもななこ塗の模様をイメージした手ぬぐいを購入してみました!素敵~!
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次回も青森旅の様子をレポしたいと思います~!ではまた!
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