ついに目的地へ!十和田市現代美術館で10年越しの初個展にご対面する旅

さてさて、4日目の今回の記事で青森旅行記は終了です!

3日目の模様↓

http://momonoke.wpblog.jp/exhibition/vol61

2日目の模様↓

http://momonoke.wpblog.jp/exhibition/vol60

1日目の模様↓

http://momonoke.wpblog.jp/exhibition/vol59

 

今回は八戸からバスに乗って十和田市現代美術館に向かい、念願のラファエル・ローゼンダール「ジェネロシティ 寛容さの美学」と常設展を見に行きました。

バスで片道一時間半。旅も4日目にしてなかなかの移動時間に、やはりお尻がやられてきました。

チェ・ジョンファ「フラワー・ホース」

まずはこちらですよね。着いた途端にこれが見えてホッとしました。

今回はアーティストトークを聞きに来たのでした。ご本にもお会いできて、質問もできてもう胸がいっぱい…

彼の作品が「鑑賞者との双方向性」をテーマにしているのは何となくわかっていたけど、「絵画ではあり得ないウェブサイトの構図を現実に落とし込む」とかは、私が学生の頃に見ていた彼の作品から一気に進化したなーと感じたし、とても好きなテーマです。

ジャガード織りは彼が言うところの「機械式絵画」。人間の手が入らずに織り込まれて行く姿に惹かれたそう。

彼にとっては俳句もプログラミングなのだそうです。季語とか文字数などの制約もね、ある種の文法なんだろうね。考えたことなかったな。

プログラミング的手法を、あらゆるものに見出す彼の慧眼に感動しました。

欲を言えば作品数がちょっと少なく感じてしまいました…もうちょっと物量やスペースがあるのかなと思っていただけに、少し残念です。

ただ、青森はもちろん、国内の方にもっと知って欲しいアーティストであることは間違い無く、彼を紹介するテーマの展示だったのかなと思いました。

実際、老若男女多くの方が来館して、皆さんトークショーもとても楽しんでいて良い雰囲気でした。

ロン・ミュエク「スタンディング・ウーマン」

ここからは気になった常設作品をご紹介。

ロン・ミュエクの作品はやっぱりデカイですね。オバちゃんに渋い顔で怪訝な表情をされて見下ろされています。自分もなんか部屋の中でゴミを見つけた時とか、こういう表情するんだろうか。

アナ・ラウラ・アラエズ「光の橋」

アナ・ラウラ・アラエズの作品、めちゃくちゃ綺麗でした。ここだけぽわーっと別世界にいるみたいでした。

スゥ・ドーホー「コーズ・アンド・エフェクト」

大迫力のスゥ・ドーホーの作品。小さな人形彫刻が肩車をし合って出来ています。グラデーションも見事という他ない。最初ムカデ人間かと思って焦ってごめんな。

キム・チャンギョム「メモリー・イン・ザ・ミラー」

キム・チャンギョムのノスタルジックな作品。立体にプロジェクターで投影し、あたかもそこに本当に絵や水槽があるように見えます。

こういう手法はもう珍しくないんだろうし、プロジェクションマッピングの発展で完全に市民権を得た感じがします。だからこそ、このちょっと切ない内容や驚きの仕掛けに目がいってしまいました。

草間彌生「愛はとこしえ十和田でうたう」

午前中は晴れていて子供たちが遊びまくっていた草間彌生の作品。いいなぁ。遊具もいいけど、作品で遊べるのってすごくいいなぁ。

さてさて、またお尻が痛くなりながら八戸まで一時間半。苫小牧行きのフェリーが発車するまで夕飯を食べることに。

今回は目をつけていた「サバの駅」へ。

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棒鮨と串を注文したのですが、これが大正解!脂がのっていて味も濃くてどれも本当においしかったです。

店員さんも気さくに話しかけてくれて、またぜひ行きたいと思いました。

フェリーの受付のお姉さんが、「きゃー!メガネおんなじじゃないですかー!」っていきなり話しかけてくれたのにはビックリした&めちゃめちゃ嬉しかったよ…

そう、今回の青森の旅はみんな人が優しくてびっくりしました。道産子はすごく人懐っこいなんて言われるけれども青森の人だってそうだよーと思いました。

私の行った地域はそんなに訛りもきつくなく、そして私はちょっと道南の訛りが入っているので、お互いに親近感が沸きながらコミュニケーションが取れたかなと思います。

でもさすがに、身体弱いのに強行軍すぎたかもしれません。無事に帰ってこれてよかった。

いいものをたくさん見て帰れたので、これからの糧にしていきたいなーと思ったのでした。

次回以降、購入したミュージアムグッズたちを大量にご紹介!お楽しみに!