【本日の一品】郵政博物館で郵便の世界を満喫!

昨日アップしたものの続き。今回も東京へのミュージアムグッズハンティングの模様です。

郵政博物館って、ご存知ですか?ソラマチの9階にあって。私もその存在は知っていたのですが、来るのは初めて。まさかこんなところにこんな貴重な資料が!と思うほど、なかなか味のある博物館でした。

中は郵便にまつわる資料が沢山。

撮影不可だったのでここには載せませんが、切手のコレクションが膨大で、娘と感動しながら見て歩きました。約33万種ですって!切手ファンの人たちがファイルを開きながら切手談議に花を咲かせていて、何だかこっちまで嬉しくなっちゃう良い空間でしたね。

私が好きだったのはこちらの資料。夏用の帽子ですって――!麦わら帽子!可愛すぎでしょ!復刻モデルが売ってたら買うわ!ってレベルの美しさでした。

さてここからはミュージアムグッズ。まずはマグカップです。竜文切手がプリントされていますね。これは誰とも被らないぞ…!切手好きには垂涎です。

こちらは大人の塗り絵セットとのこと。郵便にまつわる浮世絵が塗り絵になっていました。塗り分けめっちゃ細かいですよ…大人に限らず、子どもの集中力を鍛えるのに!いかがですか奥さん!

引札が描かれた変形ポストカードと、シンプルな一筆箋もありました。

他にも博物館オリジナルの切手とかもあったっぽいので、もっとちゃんと見てくればよかったなーと後悔。時間が無くてショップは駆け足になっちゃったんですよね(切手コレクションに時間取られまくった)。

皆さんもスカイツリーに来たらぜひ寄ってみてくださいね。また次回!

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【本日の一品】すみだ水族館でブランディングを考えるの巻

「あれ?まだ完結してなかったの?」と言われちゃいそうな東京ミュージアムグッズハンティングの旅。すんませんすんません!

この日はすみだ水族館に行ったのでした。東京スカイツリー周辺の博物館を回ろうと思っていて、「あ、そういえばすみだ水族館があったな…行ってみる?」と娘と乗り気になり、オープンと同時に入ったのでした。

館内はロゴマークからフォントまで美しく統一され、内容としては水族館の使命を語りつつも、おしゃれーな内容にまとめてありました。

ただ個人的には、「おしゃれだけど、これ読む人いるかな?」といった印象で…館内暗いのに色もモノクロだし…。

何のためのブランディングかを考えたときに、この水族館から環境保全についてどう発信していけるかを念頭に置くことが大切だと思うんです。

そう考えてみると、オープニングのパネルにもあったように、雰囲気作りというか、エンターティメントにものすごく舵を切った水族館だなーと思いました。

水槽も什器もとても美しく、生き物の美しさを見せたいんだなーとは思いつつも。アクアリウムに近くて、個人的にはもっと生き物のことを知りたかったなという印象。

「水中風景」を通じて、じゃあもっとお客さんがその生き物のことを知りたくなるか?と言えば、むー…?と思ってしまいます。

グッズもいくつか水族館のロゴをあしらったものを購入。この統一感のあるロゴ可愛い。日常使いにしてもかなりおしゃれです。 お弁当バックにぴったり。

お魚だけではなくてペンギンさんのロゴもありました。

こちらの缶にはお菓子が!使い終わった後のケースも使いやすそうですね。

マスキングテープはダイオウグソクムシにしてみました。これだけやたらリアル…!

LOVE推しペン総選挙なるイベントもあり、センターはこの「ふうりん」ちゃんになったそうです。いいショットですね。ペンギン好きにはたまらない。

いかがでしたか?オリジナルグッズ以外にもかなり商品は充実していて、娘などはあれもほしいこれもほしい状態でした。

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「札幌市立大学 卒業制作・修了展 2019」を見てきました!

母校の卒業制作展に毎年行っているのですが、実は娘を連れていくのは初めて!

何となく、自分がどの作品が好きかとか、「こういうの作ってみたい!」というのがわかる年齢になったのと、芸術の森まで公共交通機関で連れて行っても体力的に耐えられるようになったので。

そして、展覧会を見に行ったら必ずそれぞれのベスト3を挙げるので、なーんか先輩っぽくて図々しいですが、今回もベスト3挙げさせてください。他にも気になった作品を挙げてみます。

娘のベスト3

生命感を感じさせる触覚デバイスの制作/安田朱里(研究科)

まずは娘のベスト3です。さすが細谷ゼミ!といった作品を最初に挙げてきました。人が不安になったとき、触れると安心する「生命感」の正体って何だろう?それを工学的に再現できないだろうか?というのが作品のテーマ。

娘は動物好きで、主に猫が好きなのですが、「この温かさ、触り心地、何かリアル―!」と感動していました。

よく言いますよね、「子猫を拾ったら腕時計をタオルでくるんで寝床に置いておくといい」って。これってまさにこの研究の肝だなーと思うんです。子猫が母親だと思って安心できる環境、私が研究に行き詰って猫を揉みたくなる状況(いや、これも不安状態ですから)…ぜひ製品化してほしいです!

流動的な魅力を持つ作品の制作/釜谷侑里(コンテンツ)

続いても細谷ゼミ作品を挙げてきました。スノードームやオイルモーションなど、何か物質と物質が混ざり合い溶け合っていくことの魅力を伝えてくれる作品。

アクリルの中に水が入っている…のはわかるけど、そのほかの材料にはどうやってたどり着くんだろう…と、作者の頑張りをねぎらいたくなった作品。

子どもとか、かなり好きなんじゃないかなーこの作品。ずっと見ていられると思う。「これは…作りたい!」と娘は連呼していたので、どうかワークショップやってください(笑)

マンガ表現における時代考証の研究 現代と40年前における札幌の生活文化の変化を通して/杉村瑞希(コンテンツ)

娘はどうやらコンテンツ勢の作品が好きだったみたいです。最後はこちら。

学校でも漫画上手い子いるじゃないですか。娘はちょうど何かその時期と言いますか、上手い子の絵のタッチを取り入れたりして、どんどん画風が変化している時期なんです。

この研究を見て「私は2010年代のがやっぱり好きだなー」と言っていたけれど、それはその時代によって「愛される表現」「上手いとされる画風」が違うわけで。逆を言えば、「この表現の古ぼったさは何だろう?」と分析していくきっかけにもなればいいなーなんて、親的に思った展示でした。

私のベスト3

オサムシが持つエリトラの魅力を伝える オサムシをグラフィックデザイン要素で分解・再構成する/旭夢稀(コンテンツ)

さて、私のベスト3です。「今年は昆虫の作品があるよ!」と事前にある先生からご教示いただいておりまして、楽しみにしておりましたこの作品。何を隠そう私も昆虫好き。ライトなファンですが。

昆虫をグラフィックデザインからとらえ直す、というのはこういう手法を使うのか…と感心してしまいました。こういう市立大学的なアプローチ、大事にしてほしい…。

実際に標本が展示されているのもよかった。オサムシ綺麗ですよね…その魅力が来場者に伝わると良いな…。

娘的には「こういう塗装ってどうやってやるの…?すごいきれい…」と言っていたので、よろしければいつかお会いした際にご教示いただけますと嬉しいです!!

聴覚制限を用いたホラーゲームの提案/前田風歌(コンテンツ)

続いてはこちら。私は普段ゲームやらないし、ホラーも決して得意な方ではなかったのですが、こちらは完成度が高かったので選ばせていただきました。

チカホ展でも娘とやってみたのですが、音が制限されるだけでこんなにも怖さ増強するのか…と娘とキャーキャーいいながら遊んでしまいました。

こういうゲーム作品って、プレイできるレベルまで作品を持って行くのがかなり大変だったと思うのですが、そういった意味でも完成度が高いなと。「普通に楽しめる」ってすごいことだと思います。過去にもゲームを作った作品はいくつかあったと思うのですが、特にこの作品は、ここまで完成させたこともすごいし、コンセプトや表現のレベルが高いなと思いました。

北海道を楽しむソフトクリームの研究/大瀧優菜(メディア)

今自分がやっているミュージアムグッズの研究に近いなと思ったので、最後に選ばせていただきました。

食べ歩きのガチ調査、楽しんでいるのが伝わってきます。そう、こういう自分がガチで好きで楽しんでいることをテーマにすると、実はライフワークになったりするから侮れないんだよね…なんて思います。

私も「モノを集めて、そこから何が言えるか」をすごく大事にしていますし、こういう自分の足で稼いだ一次資料を持っている学生を高く評価します。ソフトクリームのフィールドワーク。こういう研究を他大学に持って行ったら面白いと思いますよ。展示も可愛くて、娘も気に入っていました。

展示が印象的だった作品

児童のカッターナイフ使用の習熟度向上に効果的な教示方法の研究/吉田傑(研究科)

間もなく私は口頭発表をしなきゃいけないのですが、ポスター発表をする可能性だってあったんですよね。
そう考えて、「分かりやすいけど文字ばっかりにならず、美しくデザインされたポスターはないだろうか…」と思いながら見て回っていました。

こちらの展示、論文の内容が分かりやすくまとめられて、ビジュアルも美しく、一目でカッターナイフの研究だとわかるデザイン…素敵…!今回の論文展示の中ではずば抜けて分かりやすかったです。

ephemeral landscape あえかな音に耳を澄ますデザイン/坂元文(研究科)

今年ちょっと残念だなーと思ったのが、ダイナミックな展示があまりなかったな…という点です。皆さん研究として非常によくまとめられていたのですが、特に作品はもっとスケールのでかいものを見たかったし、子供に見せてみたかったなという印象です。

そういった意味ではこちらの作品があってよかったな…というのが正直なところ。さすが山田ゼミといった作風です。この場所にこの作品があることの美しさも際立っていました。

お水と現代ハラスメント すすきの某パブ潜入の記録及びコミックエッセイの制作/秋山りな(メディア)

こういう、「肉を切らせて骨を切る」といった作品は大好物で、プライベートと引き換えに自由を手に入れ、社会問題をあぶりだす勇気に拍手です。

「現代ハラスメント」をテーマにするなら、論考自体はもっと掘り下げられるかなと思いました。ただ、展示もコミックエッセイもよく作り上げられています。市立大のこういう作品の流れも大事にしてほしい…。

名作椅子に触れる

ここからは余談なんですが、娘を母校に連れて行った目的の一つがですね、名作椅子に座らせることだったんです。

今の娘の夢は「家具職人」。中でも椅子が気になるみたいで、座りながら「わ…これはホントにすごいやつや…」を連呼していました。

美しさと心地よさの追求は本当に難しいことだと思いですが、もし娘の夢が変わっていっても「あの椅子素敵だったな」と記憶に残ってくれたら嬉しいです。そういった意味で、今回は家具の展示も欲しかったなーと帰り道ぼんやり思いました。

いかがでしたか?これからも隙間時間を見つけては、他の大学の卒展も見せて歩きたいところ。皆さんも是非行ってみてください!また次回~!

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【本日の一品】フィリップス・コレクション展でポストカードを全種コンプリート!

お久しぶりの更新でございます。ちょっとバタバタとしていたもので、東京ミュージアムグッズハンティングのレポートが遅くなってしまいました。

今回は三菱一号館美術館で開催されていた、「フィリップス・コレクション展」を見に行ってきたので、そのレポートとグッズの紹介です。

フィリップス・コレクション展、想像以上に楽しくって。いろいろ発見がありました。

例えば「私って…実はジョルジュ・ブラックのこと、結構好きなのかも…///」って思ったり、娘なんかは「この絵良いなー、あ、あれも良いなー、と思って見ていたら、全部ボナールだったよ!」なんてことがあったり。この物量、多様な作品群、それらがすべて自分を映す鏡だったりするんだなぁ、と。

「全員巨匠!」のコピー通り有名な作家、作品が多かったのですが、「この人…こういう作品も描くんだ…素敵…」なんて思う瞬間もあったり、なんか士らの意図をもって集められたコレクションでを見て、何か一つでも好きな作品を見つけると、そこから芋づる式に好きな作品と出会うことができました。

なのでグッズも、お客様の「あの絵素敵だった―!」という欲望を素直にかなえてあげるグッズが多かったように思えます。あまり奇をてらったものじゃなくてね。

例えばこのクリアファイルとかも、様々な作品が多数一度に乗せられた作品。これらの作品をバラバラにクリアファイルにするよりいいですよね。「私これ好き!」「私はこれが良かった!」なんて終わってからでも話し合えますし。

ノートはゴッホを買いました。留め具の金具がおしゃれですね。

この絵は娘がキャプションも見ないで「あ、ゴッホじゃん」と言ったことに衝撃を受けて買った一冊です。その思い出を残したくて買いました。

「どうしてゴッホってわかったの?」「なんか…色とか、筆の感じとか?似てるじゃん?」って言っていて、あーゴッホ展連れて行ってよかったぜ…と私としては感動してしまったのでした。

http://momonoke.wpblog.jp/museum-goods/vol40
ごめんなさい、写真がかなりリンク切れしていて、近々直します…。

そんな娘の一番好きな絵は、ピエール・ボナール「開かれた窓」、私はジョルジュ・ブラック「レモンとナプキン」。特にブラックはマグネットを発見したので購入しちゃいました。

そしてお目当てがこちら!!!ポストカードの限定セットです。64種類とありますが、そのあと増えて68種類になりました。

確か1日5セット限定だったように思います。私は美術館のオープンから並んで行ったのですが、ショップにたどり着くころにはもう残り3セットになっていました…。

図録もすごくいいんですが、こうやってポストカードのセットになっていると、模写に便利なんですよね。娘とホテルに帰ってからボナールを模写しました。一枚一枚思い出を振り返りながら見るのは楽しかったです。

そして三菱一号館美術館のオリジナルグッズも購入しました。実は持ってなかったんですよね…。ペインター色鉛筆はもちろんボナール。娘の強い希望です。これは、学芸員さんが画家の色遣いをイメージして選んだ色鉛筆を、六本セレクトしてペンケースに収めたもの。さすが三菱!

ボールペンも購入!いくつか種類はあったのですが、私はヴァロットンにしました。いつか作品を生で見たいな。5年位前に展覧会あったはずですが、その時は行けなくって。

いかがでしたでしょうか!今回は「思い出を持ち帰る」「好きな作品を持ち帰る」に特化したグッズが多く、来場者もそれを望んでいたと思うので、両者の思いがぴったりだったグッズ展開だと思いました。

東京レポートはまだ続きます!ではまた次回~!

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【本日の一品】原美術館をこの目で!オリジナルグッズも購入!

今回の旅の目的と言ってもいい、原美術館で開催中のソフィ・カル「限局性激痛」。娘と見てきましたよ!

過去に群馬のハラ ミュージアム アークで開催されたときに見に行ったのだけど、所変われば印象も変わって、個人の邸宅で展示される個人的な痛みとその展開を見れて興味深かったです。

特に原美術館は2020年12月で閉館してしまい、遠方住まいなのでなかなか行けないだろうな…これで最後かもな…という想いをもっていました。

娘は結構真剣にテキストも読んでおり、「ソフィさんは不思議な作品を作る人だなぁ」なんて感想も言っていたりして。ただこの作品だってどこまでが真実かわからないし、ある種のメディアリテラシー的なところも試されるよねーなんて思いながら楽しみました。

購入したグッズ

今回購入したものをいくつかご紹介。まずはこの箱、何だと思いますか?

鈴木康広×原美術館「日本列島の方位磁針」

パカリと開けてみるとこんな風に。鈴木康広さんと原美術館がコラボして制作した商品です。

この日本の形をした方位磁石を水に浮かべると、地球の磁場が影響して、現在地から見て日本がどのように横たわっているかわかる!というもの。グッズというより、もはや作品ですね!私はまだもったいなくて水に浮かべられていません…。

鈴木さんの作品はスケッチもとても魅力的で、商品説明もそのテイストで描かれているのにもクスリとしてしまいます。

ポストカードも購入しました。一日の美術館の風景がわかる写真を3枚選んでみました。建物がとにかく素晴らしいので、閉館後はどうなるのか…。美術館としては使えなくても、どうにか残ってほしいな…と思う次第。

東京ミュージアムグッズハンティングはまだまだ続きます!また次回!

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【本日の一品】会期終了間近!フェルメール展に滑り込んできました!

ぎゅうぎゅうのフェルメールルーム

ほんっとギリギリに滑り込んできました!フェルメール展!娘も「図工の教科書に載ってるやつ~!」と楽しみにしていたのです。また娘は石好きなので、「ラピスラズリの色きれいだった…!」と満足しておりました。

あと印象に残っていたのが、フェルメールルームで会場内を誘導していた監視員の皆さんの頑張り…!「こちらの作品の方が空いているので早く見れますよ」「こちらの角度からだとよく見れますよ」と娘に話しかけてくださって、混み混みの会場ながらも何とか見れたそうです。感謝です。ありがとうございます。

でも来場者が我よ我よというテンションだったのが切なかったな…子供やベビーカー連れの来館者にもう少し配慮を見せてはどうか…と思ったのでした。こちら側の対策として、今度からは混みそうな展覧会には単眼鏡を用意していこうと思いました。

我が家はVixen推しなのでこちらを検討中↓あまり高いの買えないしなぁ。

おまたせ!ミュージアムグッズ!

ミュージアムショップも混み混みだったのですが、私は事前に予習をしているので、目当てのものをさっと買ってさっと出ることができました。ふふふ。

まずはまあこちらのトートバッグはマストですね!図版がベタでプリントされていますが、発色もきれいだし、持ち手のブルーもフェルメールの青を再現していて好印象です。これは保存用になってしまうのですが、使用するためにもう一つ買っておけばよかったな…。

https://www.instagram.com/p/BsSVxsIn6Dj/

↑この方とかおしゃれで参考になります!

続いてはフェルメールミッフィー!最近の企画展グッズって色んなところとコラボしていて、「これはちょっと節操ないだろう…」と思うものもあったのですが…こちらは絵本でのコラボの前例もありますし、私はすんなりと受け入れられました。可愛いしね!娘もお気に入りです。

あとは会期終了間近だったので、グッズがこうやってセットでまとめ売りで安くなっていました。トートバッグとアイフォンケースとマスキングテープ、缶バッジですね。

事例採集がしたい私にとってはありがたいセット売り!(他の方にとってどうかはわかりませんが)「8/35」シリーズとか(フェルメール作品35点のうち8点が見れる展覧会、という意味。結果的に9点になりましたが)、こういう「事件」もグッズにしちゃうんだなーと感心した記憶がありました。

あとはマステです。何度も何度も言ってますが、マステは載せる素材を選ぶメディアだから、無理に作らなくていいんじゃない?と思ってます。一枚一枚はがせるマステもあるし、シールのセットでもいいんだし、全図で作品を見れない、またはうまくデザインができそうにないなら、他のシールメディアを検討してみてほしいです。切に。

欲しかったグッズも買えたし、フェルメールの作品も見れたし、同時代の作家の作品も素敵だったし、個人的には満足の展覧会でした!ではまた次回ー!

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【本日の一品】国立科学博物館で日本館とグッズを堪能!

東京へのミュージアムグッズハンティング。続いては国立科学博物館に行ってきました。

気になった展示

私自体は何度も行ったことがあるのですが、娘はお初だったのでぜひ連れて行ってみたかったのです。私も地球館は何度か行ったのですが、実は日本館をちゃんと見たことが無くて。あ、そうそう、今回のハンティングは娘連れです。気になった展示をいくつか挙げていきますよー!

親子でこういう天球儀にメロメロ。「欲しすぎる…」としか言ってませんでした。でもほんとに、これをモチーフにしたグッズがあったら爆買い間違いなしですわ…。

この雪華文様の刀の鍔も素敵ですよね。まさか刀の鍔に雪華文様があるとは。感動しきりです。私はこういう美しい「道具」に弱いのかもしれない…。

続いては「日本の鉱物 日本に落下した隕石」の展示。櫻井コレクション見てきましたよ!

石好きの親子としては感動しきりで、娘なんかは特に「この方解石最高すぎんよ…」とよだれを垂らしておりました。

あと実は娘はアンモナイトも好きで!こちらのコーナーにも感動しきりでした。

んはー!ニッポテニス最高だよ!ほとんどが北海道産だったので、いつか娘を三笠の博物館に連れていかねばならないなと思いました。雪が解けたら…。

買っちゃったぜ!ミュージアムグッズ!

なんと!科博のスタンプガチャガチャができてました!これはかわいいー全種類集めたくなるー!ニッポテニスも天体望遠鏡もあるー!と騒ぎながら回しました。

出てきたのはトキ…!トキのスタンプとか見たことないよ…!この企画を考えてくれた人にマジ感謝しながらショップの中へ~。

「科博ではこれまでもいろいろなグッズを買ってきてるし、今回はほどほどにしようかなー」と思いつつ、いつもいつも買っちゃうんですよね。

まずはばんそうこう。科博のモチーフがいっぱいで可愛い!

こちらは上野公園のマップが描かれたクリアファイル!博物館4巻のコラボですね!意外と広大で複雑で迷うんですよね…特に私みたいな観光客は。とても実用的なグッズです。

そして今回の最強戦利品はこちらですよ!!!トロートン天体望遠鏡の豆皿です。中を開けてみると…。

ぎゃーー!かわーーいいーー!日本語表記の星たちがまたいい味出していて、これは6客そろえてお客様に出したくなりますよ…。インテリア性も抜群。これはいろんな人たちにおすすめしたいグッズです。

いかがでしたでしょうか。何度行ってもまた会いに行きたくなる標本があり、素晴らしいグッズが次々と生まれる国立科学博物館。

「もう前に行ってるしなー」とは言わず、ぜひ足を運んでみてください。ではまた次回!!

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【本日の一品】東京都美術館で散財してきました!

先日、ミュージアムグッズハンティングをするために東京へ行ってまいりました。ここ最近はミュージアムグッズのためだけに道外に出かけているので、まさに狩猟の気分です、

まず一発目はこちら、東京都美術館のミュージアムショップです。商品がリニューアルされてから行ってなかったんですよね。

まず購入したのが、ムンクの「叫び」Tシャツ。これ狙ってたんです。フロッキープリントがとても品があって、男女問わず着られそう。色一色というのがとてもお気に入りです。

木のブローチ ケヤキ×トチも購入。木の素材を見せるデザインで、東京都美術館のロゴマークを表現しています。これも日常使いによろしいですね。

この飛行船モチーフのはいくつかあったんですが、今回はコースターを購入しました。

新美のスーベニアフロムトーキョーや、京東都などのコンセプトを見ても思うんですが、東京はやはり「発信する場所」「出発する場所」という意味を持つ場所なのかなぁと思いました。

地方における発信とは?と年がら年中耳にする話題なのですが、ミュージアムショップにこういう「発信」というコンセプトを持たせること自体が羨ましいというか。観光客も世界中からくるんだろうし、そのコンセプトが成り立つのよねーと思っちゃう。

だからといって、地方博物館のミュージアムショップは東京に倣え!なんて言うつもりはないし。「地域史を丁寧にひも解く学芸作業に寄り添うショップ」とかとか、ほんと博物館のミッション次第だなと思います。

ではまた次回!

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ワビサビ結成20周年展「ワビサビはどこから来たのか? ワビサビは何者か? ワビサビはどこへ行くのか?」を見てきました!

ワビサビのお二人の作品を見ていると、その独特の粘度と湿り気にクラクラしてしまう。「またそんな自分しかわからない表現して悦に入っちゃって…」なんて言われてしまいそうなのだけど、本当だから仕方ない。

お二人の代表作であるタイプフェイス「ホルモン」の有機的な動きとか見ると、クールなアウトプットが多い(と感じる)札幌のデザイン界の中で、ベテランにして異質。

広告代理店のアートディレクターと、デザインプロダクションのグラフィックデザイナーが、日頃の仕事に満足できず、自分たちのやりたいコトだけをやろう!と結成したのが、デザインコンビ「ワビサビ」です。 

とフライヤーにはあるものの、「やりたいコト」をやって出てきたものが、こんなにネットリとしたものなんて。デザインの源泉って何なの!?お二人の核には何があるの!?と詳しくお聞きしたくなっちゃいます。

ゴーギャンの熱帯夜

何でいきなりそんな話題を出したのかというと、ワビサビさんの結成20周年展「ワビサビはどこから来たのか? ワビサビは何者か? ワビサビはどこへ行くのか?」を見てきたからでして。

このタイトルがまたいいですよね。ゴーギャンの「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」をもじったものです。

この20年の足取りを振り返るには他にないタイトルですが、あのゴーギャンの独特の湿気。熱帯夜のムッとくる生き物の臭い。それを展覧会タイトルに使うなんて、やっぱりネットリしてるよなぁと思うのです。

AIR BONSAIとわたくし

NEURON
Dubon Lounge

お二人の存在を知ったのは大学生になってから。もう10年前ですね。その頃からワビサビさんは周囲のデザインを志す学生にとって、憧れの存在でした。今もずっとそうなんだと思います。

私もフォローしていなかった知らない作品もあり、上記2作品は特にお気に入り。立体作品やグッズも紹介されていたり、図録などが販売されているので、今度は娘連れで行きたいと思います。「あ!これ見たことある!」って言いながら楽しめそう。

そしてこれですよねー。 「東京ミッドタウンアワード〜日本の新しいお土産〜 」で準グランプリを受賞した「AIR BONSAI」。グッズ好きとしてはマジ最高。最高峰(←語彙)。

こちら受賞したのが2008年で、商品化されたのがもっと後だったので、もう!どれくらい待ったことか!焦らすんだから!といったネットリした熱いファンなのです。娘がまだ幼くて買えなかったのですが、だいぶ大きくなったので買っちゃうぞー!いえーい!ってなテンションです。

その奥の「God is in the details  伊勢和紙掛け軸」も 過去の個展で拝見してから 大好きで、何度も目に焼き付けています。

おわりに

ここまでワビサビさんのネットリとした湿気について語ってきたけど、こんなに大きく作品を引き延ばしても負けない、その繊細さも本当にすごいんですよ。

どれもすべて「ワビサビらしさ」があるのだけど、いざ完成した作品を目の前にすると「神があらかじめこの形を決めて作りたもうた」ように、勝手な私は見えてしまう。それは神を宿らせ続けてきた、ワビサビさんの努力があってこそ。

私はデザイナーではない主婦なのだけど、「ありがたくいただいた自分の仕事に、神様を宿らせることができただろうか?」と考えさせられてしまう。何だか勇気づけられて、よし、文献調査頑張ろう!と図書館に向かったら休館日で、まさにオーマイゴッド!な一日なのでした。

長々と失礼しました!ではまた次回!

【コラム】常に買えるもの、期間限定で買えるもの。

あけましておめでとうございます。本年も「百物気」をよろしくお願いいたします。

年始にSNSとか見ていると、ミュージアムショップで福袋を売っていたり、美術館に初詣する企画があったり…私の住んでいる地域にはなかなか無い企画が目白押しで、首都圏はすごいなーなんて思ってしまいました。そんなお正月です。ぐぬぬ。

紹介するときの心がけ

ここ数か月、ありがたいことにミュージアムグッズについてお話させていただく機会も増えまして、原稿やプレゼンテーションを作ったりしているのですが、その中で一つ心掛けていることがあります。

それは、「その博物館、美術館に行けばちゃんと手に入るミュージアムグッズ(そしてなるべくオリジナルグッズ)」を紹介することです。企画展のオリジナルグッズは、きちんとその旨を明記したうえでご紹介することにしています。

ミュージアムグッズは2種類に大別できます。問屋さんやその他のミュージアムショップから仕入れる「一般商品」。そして、博物館独自の財産を活用して製作する「オリジナルグッズ」。修士論文ではこの「オリジナルグッズ」を研究しておりました。ですので、私がご紹介する内容は基本的にオリジナルグッズです。専門だったので。

そして、このオリジナルグッズの中でも、「ふつ―にミュージアムショップに行けば手に入るグッズ」「企画展の特設ショップなどで購入できる期間限定のグッズ」の2種類に大別できると私は考えています。

企画展のオリジナルグッズ

ミュージアムグッズの愛好家をやっている、という話をすると、「ミュージアムグッズ、盛り上がっていますよね!」「展覧会に行けばついつい買っちゃうんですよね!」というお声をよくいただきます。ありがたいです。

でもその方々の挙げられているほとんどが、「期間限定のグッズ」だったりして「今はもう買えないのが残念だなー」というお言葉が出てきています。

いやいや!ミュージアムグッズって色々あって!常設で置いてあるグッズにも面白いのたくさんありますし!という想いがあふれちゃうのです。そういうお話を聞くと。ミュージアムグッズ=企画展のグッズ、という印象が強くなってきているような気がしています。

企画展のオリジナルグッズ、ほんと面白いですよね。こういう思い切ったことやっちゃうのか―!とか、こんな企業とコラボしちゃうのか!とか、すごく参考になります。なぜそれをやるのかというと、企画展に人を呼び込むための広告ツールであり、貴重な収入源であるからです。

http://momonoke.wpblog.jp/museum-goods/vol165
「縄文」展とか、すごくそういう感じがしました。

展覧会に来てほしい。良いものを、目立つものを作るから、買いにきてほしい。そんなガツガツした思いが、企画展の特設ショップにいくと感じられて。常設で置いてあるグッズとは目的も温度も全然違うなと感じているのです。

面白いものは、近くにあるよ

私がブログ以外の文筆活動やイベントで、常設のオリジナルグッズを紹介したいのはなぜか。答えは単純です。

上記の企画展のオリジナルグッズは展覧会が終われば手に入らない。売り切らなくてはならないので、なかなかその後ミュージアムショップにも並ぶことは少ない。だからです。欲しくても手に入らないものは紹介したくないのです。(なので企画展に合わせて制作されたグッズでも、引き続きショップで販売されているグッズは、割とガンガン紹介しています)

そして、ちょっと言い方が難しいのですが、常設のオリジナルグッズは「大作」が多いなと感じているのです。事例を挙げろと言われたらこれまた難しいのですが。展覧会以外で、博物館の財産を活用して何かオリジナルグッズを作ろうってんだもの…気合が違います。私はそういうものを見つけて、皆さんにどんどん紹介していきたいなと思っているのです。

国立科学博物館の「かはくトランプ」とかね。

まとめ

ブログではね、「こんなん買いましたでー!」って企画展のオリジナルグッズもご紹介していきます。それは事例採集に近い気持ちというか…「こんなこともできるんだ!」というヒントを発見しに行く旅のようなものです。トリッキーなグッズもあって、そこが面白みでもありますので。

なので、そういう使い分けといいますか、常設のオリジナルグッズと企画展のオリジナルグッズ、それぞれから得るものや面白みがあるなと思って、2019年はそこを割と明確にしていきたいなと思っているのです。

常設展のオリジナルグッズはいつでも買えるので、他メディアへご紹介するときの事例として。企画展のオリジナルグッズは…例えば先日開催したワークショップのように、参加者の皆さんから自由なアイデアを出してもらうときの事例として、プレゼンの中でご紹介していこうかなと思っています。

http://momonoke.wpblog.jp/museum-goods/vol168
「自由なアイデアを出す」って、意外と難しいですからね。

自分の中でこの棲み分けがここ数カ月モヤっとしていましたので、この場で吐き出させていただきました。こんなめんどくさいこと考えてる人いるかしら?あんまりわかってもらえないかもしれませんですが、私の中ではとっても大事なことなので書いちゃいました。

こじらせためんどくさいミュージアムグッズ愛好家ですが、本年も何卒よろしくお願いいたします!!

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