久しぶりの本日の一品です!今回はいつものオリジナルグッズではなく、ちょいと異色の一品をご紹介いたします。
去年の9月に、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で発見したのがこちらのプロジェクト、「JAXA小惑星探査機はやぶさの「ラストショット」でミュージアムグッズを作りたい!」でした。
https://camp-fire.jp/projects/view/91386
プロジェクトの内容をよく読むと、当時大学2年生の住田厚美さん(立教大学)が、社会学者の加藤晃生さんの授業内で提出したレポートが全ての始まりだったそう。
それは、 JAXAの小惑星探査機「はやぶさ」のラストショット(地球を撮影した有名な一枚ですね)を、住田さんのバックグラウンドである物理学と絡めて論じたもの。加藤さんはそのレポートに感銘を受け、満点をつけたそうです。
その後、サイエンスライターになるという夢をかなえるため、卒業して社会経験を積む住田さん。そしてある時、加藤さんは科学館に行ってふとあることを思いついたそうです。
https://camp-fire.jp/projects/view/91386
色々な科学館に行って、遊んで、さあ、お土産を買って帰ろうとミュージアムショップを覗く。そこは子どもたちの夢の空間です。放っておくと息子は1時間くらいミュージアムショップで品定めをしているほどです。
ある時、品定めをする息子を見ていた私は閃きました。住田さんのレポートをもとに、科学館向けのミュージアムグッズを作ってみたらどうだろう? 考えてみると最近では雑誌に付録として科学アイテムが付いたものは珍しくありません(学研の「大人の科学」シリーズ、小学館の「ドラえもん ふしぎのサイエンス」シリーズなど。どちらも息子は全部揃えています)。女性向けの雑誌に付録でバッグが付いているものなど、山ほど出ています。
ならば、住田さんのレポートを元にブックレットを作り、付録として「ラストショット」をプリントしたトートバッグを付けてはどうか? そうしたら、住田さんの「サイエンスライターになりたい」という夢も、少しだけでも叶えてあげることが出来るのではないか。
それに、私が知る限りでは「ラストショット」を使ったミュージアムグッズは殆どありません。少なくとも私は見たことがありません。ですが、これほど人気が高い一枚です。何かの形で手元に置いておきたい人は多いはずです。
ほい、こちらがそのブックレット。そう。今回は住田さんの渾身のレポートから生まれたこちらの一冊がメインなのです。
さすが「サイエンスライターになりたい」という夢を持つ住田さん。文系の私にもわかりやすく、はやぶさのラストショットが撮影されるまでのプロセスや物理法則が説明されていました。
本としてはもっと目次がほしかったり、図版が欲しいなと思うところもあり、編集の目線で誰かアドバイスしてほしかったなと思うところはあるのですが…でも中のコンテンツがとても魅力的だったので、夢中で一気読みしてしまいました。
こちらがそのトートバッグ!これがはやぶさのラストショット…!前回のイベントにも持って行ったのですが、「あ、この写真知ってる!」「はやぶさだはやぶさ!」という声が上がりました。
みんなの興味を引くグッズだった用ですね!ぜひブックレットも皆さんに読んでほしいです。
現在は全国の科学館、博物館を中心にミュージアムショップで販売ができるよう調整しているとのこと。今後の展開が楽しみです!
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