久しぶりの観劇でござる―!娘と「舞台に立つ わたしたちの街の『ジュリアス・シーザー』」を観てきました。
実は公開稽古&ゲネプロも観に行っていたのです。演劇の稽古って見るの初めてでしたし、SCARTSでやっていたから、ふらっと入れる雰囲気でとてもよかった!
Twitterではこんな感じでつぶやいておりましたよっと。
私はほんっと 木製ボイジャーの井上嵩之さん演じるブルータスが好きで、「こんなに切ない顔するブルータスは初めてや…!」と感動しきりでした。
鮮やかな舞台美術
まずはやはり舞台美術がとても素敵でした。
アーティストの 高橋喜代史さんが手がけており、 独特の色使いとポップさがこれまで見たことのない舞台美術!という感じで非常に興味深かったです。
歌のシーンでも、民衆がざわめくシーンでもすごく合う。
「赤のセリフは何を言ってるんだろうね?」「グレーの吹き出しは何か困りごとを話してるんだと思う!」と娘と想像するのも面白かったです。
熱狂も空虚も、それ自体が持つポップさに飲み込まれて混濁する、当時の混乱がよく伝わってきます。
公開稽古を観れてよかった!
娘と「舞台に立つ」を観るのはこれが2回目。前回は「リチャード三世」でした。
登場人物がばったばた死んでいくし、セリフもむつかしい。稽古に連れて行っても、娘にわかるかな?なんて思っていました。が、それは杞憂でしたね。何なら私より稽古を真剣に見てました、娘。
そういえば、学校からの通信簿に「学芸会やイベントでの出し物の練習に率先して取り組んでいました」との先生からのコメントがあったな…と。もしかして、いきなり本編を見せるより、稽古から見る方が娘はワクワクするのかも!と心の中でガッツポーズ!!!
みんなで一つのものを作るのが楽しいのかもしれない。練習や稽古自体が楽しくて好きなのかもしれない。特にこの「舞台に立つ」は演劇初心者の参加者も多く、娘が初めて観る稽古にはぴったりだったのかも。
弦巻さんの演出のつけ方も興味深く、「こんな風に形になっていくんだね~」と親子で勉強になりました。本番はゲネプロとはまた異なり、メリハリのある演技で、細部まで微調整された人間味を感じました。ブルータスとキャシアスがぶつかり合うシーンなんか、一度見ているはずなのにハラハラとしてしまいました。
というわけで、意外と小学生でも練習好き、稽古好きな人間はいるので、公開稽古、ぜひ色んな劇団でもやってほしい!特に初心者向けのワークショップなどは、私たちのような観劇初心者でも入り込みやすいかも!という感想でした。また行くぞー!
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