たくさんの出会いに感謝!NEVER MIND THE BOOKS 2018に出展してきました!

ずっとずっと楽しみにしていたイベント、NEVER MIND THE BOOKS 2018に出展してきましたよー!

もう楽しみすぎて朝3時に起きて準備とかしてました。こういうイベント物は余裕をもって入るのが信条なので、この数か月はこのイベントと本を作ることに懸けていたと思ってもいいくらい。

当日販売したのはこちらの本。「ミュージアムグッズパスポート」です。

「ミュージアムグッズの専門誌で、私はミュージアムグッズの研究者なんですよー」と言うと、多くの方に「どぅえー!?」という反応をしていただけましてw

でも購入してくださった多くの方が、「私も博物館や美術館が好きなので、こういう本があると嬉しいです」「次号も楽しみにしてます!」「こういう本待ってました!」と言ってくださって、本当にも涙ちょちょぎれます…。

このブログやSNSを見て来てくださった方もいて、本当にもう感謝の土下座ですよ…。皆さんありがとうございました!

それでは写真を載せながら準備や当日の様子をつらつらと~。

これは前日の模様。夫による完璧な梱包。

我が家の守り神として君臨するオオスズメバチさん(虫が苦手な夫と娘は全力否定しますが)。このオオスズメバチに惹かれてブースに来てくださった方もいらっしゃいました。

当日はウィリアムモリスのジャケットを着ていました。おかげで汗だくです。

設営したブースはこんな感じ!本のイメージとも合ってて可愛くないですかー!!

これらの飾りつけやパネルは、またまた坂田亜沙美デザイナーの力作でございます^^

そして何気に好評だったのが、この娘作のPOSレジ。夏休みの工作で作りました。

ネバマイに持っていくんだ!と張り切って作っていたので、叶えてあげられてよかったです。いろんな方の目を引いて、娘も嬉しそうでした。

そして私の戦利品!数は少ないですが厳選して気になるものを買えたと思います!

ドハマリでもお世話になった赤沼さんのブースがやばかった…この「おじわらい」本当に秀逸ですよね。おじさんのパーツを組み合わせて、好きなおじさんを作ろう!というもの。

私の作ったおじさん。いやー迫力満点。次回のワークショップスペースも楽しみにしております!

いかがでしたか?出展者としては初参戦のネバマイ、めちゃくちゃ楽しかったです。またこういうものを売るイベントに参戦したいなー!第2号も作らなくっちゃ!

ではまた次回!

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【おしらせ】ミュージアムグッズパスポートが完成しましたよー!ちらりとお見せしちゃうぞ!

つ、ついに完成したぞ…私が初めて作ったミュージアムグッズの薄い本、「ミュージアムグッズパスポート」が…!!

はいーーーー!できました!!デザインどうですか!可愛くないですかこのイラスト!われらが坂田亜沙美デザイナーのご協力の賜物でございます。

「何で『パスポート』って本のタイトルにつけてるのに、パスポート風のデザインにしないの?」なんて聞かれてしまいそうですが、そんなんいかにもじゃないですか。野暮じゃないですか。

でも植物の周りに飛ぶハチをイメージしたのは、ミュージアムグッズという植物の周りをぶんぶんと回って花粉を持ち帰るハチ、イコール私のようなミュージアムグッズ好きやこの本の読者、という想定です。

パスポート…ということで、テーマは「ミュージアムグッズを巡る旅」。そこで出会える「場」「物」「人」を紹介する冊子です。

ちょっとだけ中身紹介するね!

この「はじめに」が小さくて文章量多いんだこれが。そう、全体的にA5のくせに文章量が多いんだこれが。編集のプロの方が見たらぶっ飛ばされそう。というかぶっ飛ばされますよね…。

でも創刊号なので、「愛を詰めなきゃ何を詰めるんだよ!」という私の熱い思いを全部置いてきたので、結果的にこうなっちゃいました。

巻頭特集は「場」の紹介。つまりミュージアムショップの紹介です。

今回は北海道大学総合博物館内ミュージアムショップ「ぽとろ」さんをご紹介させていただきました。店長さんのミュージアムショップに対する思いがこれまたみっちりだぞ!

次は「物」ということで、私がセレクトした札幌で買えるおススメミュージアムグッズをもっさりと載せましたよ!

本当に皆様快く掲載にご協力いただきまして、感謝の涙出まくりでした。ありがとうございます。

最後は「人」ということで、ミュージアムショップに作品を卸している作家さんを取り上げてみました。今回はネネロックさん!そう!私の愛する刺繍作家、ネネロックさんです!!

[blogcard url=”http://momonoke.wpblog.jp/zakka/vol21″]

[blogcard url=”http://momonoke.wpblog.jp/zakka/vol38″]

上記記事で何度か取り上げさせていただいているのですが、こうしてしっかりとインタビューさせていただいて、ご紹介できるのは本当に嬉しい!ぜひみなさんにネネロックさんの魅力を知ってほしいという思いで書きました。

 

小さくて薄い冊子ですが、情報量がやたらめったら多いので見にくいかと思います。すみません。次回以降気を付けます…。

販売場所として、第一弾は何度かお知らせしているNEVER MIND THE BOOKS 2018に出展します!

[blogcard url=”http://nevermindthebooks.com/”]

一日限りの札幌でのZINEのパーティ!私以外のブースも絶対楽しいと思うので、皆さんぜひ遊びに来てくださいね。

そのあとはネットショップで買えるようにしたいなーと思っています。まだ構想中ですが今のところそんな感じです。

それではまた次回!!

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【おしらせ】NEVER MIND THE BOOKS 2018に出展します!

InstagramやFacebookでは告知していたのですが、こちらでは何も言っていなかった…!

NEVER MIND THE BOOKS 2018
日 時:2018年9月30日(日)11:00-18:30
会 場:さっぽろテレビ塔2F しらかば・あかしあ・はまなす・すずらん・ライラック(札幌市中央区大通西1丁目)
入場料:無料

NEVER MIND THE BOOKSは、DIYやセルフパブリッシングが好きな人のためのイベントです。
制作・プリント・製本まですべて手作りのZINEや小冊子、フリーペーパー、漫画、
印刷されたリトルプレスやアーティストブックなど、その内容は多岐にわたります。
さまざまなジャンルが展示・販売し、作り手から直接購入することができます。

[blogcard url=”http://nevermindthebooks.com/”]

 

上記、NEVER MIND THE BOOKS 2018というイベントに出展します!ミュージアムグッズ愛好家として初めての本を出そうかなと。

その名も「ミュージアムグッズパスポート」!

この本を手に、ミュージアムショップという異国を、ミュージアムグッズを巡ると旅に出てもらおう、というコンセプトの一冊になります。

https://www.instagram.com/p/Bl05KVvgwkr/?hl=ja&taken-by=momonoke.museum

上記インスタにも載せましたが、創刊号は札幌市内の博物館、美術館を中心にミュージアムグッズやショップについて掲載した一冊になる予定!お値段もワンコインを予定しています。

執筆、写真、編集は私が。デザインは坂田亜沙美さんにお願いします。あさちゃんのデザインはとても素敵なので、今から仕上がりがとても楽しみ。

https://www.instagram.com/p/BmJbfcXgB05/?hl=ja&taken-by=momonoke.museum

ちょこちょこ写真に映っているスワッグのようなもの。これは一緒に販売するブックマーカー。ビーズでできたスワッグをモチーフにしています。こちらも量産せねば!という状態です。やばいです。

こちらは結構作るのに時間かかるので、ひとつ2,000円を予定しています。

初めての本づくり。本当に何もかも初めてで戸惑ったり、ご迷惑をおかけした場面も多々あったかと思いますが、現在頑張って製作中です。お楽しみに!!

明日もイベント出演のお知らせです。お楽しみに~!

2017年に読んで面白かった本ベスト5

毎年毎年、やろうかなーと思っては心の片隅でくすぶったまま消えていくこの企画。

年賀状もおせちも作れないのに、ましてやブログの更新などできるわけなかろう!という例年の年末進行でしたが、今年はちょびっと心に余裕ができたのでやってみることにしました。

いつか「この企画やらないと年が終わる気がしないなー」とか言ってみたいもんです。なのでやります。

2017年に読んで面白かった本、なかでも2017年に出版された本に絞って(じゃないと選んでるだけで今年が終わる)、5冊選出してみます。

Vol.1 「美術ってなあに?」スージー・ホッジ

これは娘と読む用に買いましたが、私も唸るところが多い一冊でした。

「目も鼻もない棒みたいな人の絵がなんでアートなの?」「こんなの、僕の妹だってできるってば!」「頭がよくないと、アートのすばらしさはわからないの?」などと、よく鑑賞教育で問われるような疑問でありながら、美術館で大声でこんなこと言っちゃう人がいるようなテーマばかり。

子どものうちから「アートってよくわからない」が染みついてしまうのは悲しいことです。ホントは自分の見てる景色や感情の渦巻きによって、ふっとその心に分け入ってくる作品があるかもしれないのに。

アート…というか、アートによって映し出される心象風景や見たこともない世界を見つめない、あるいはその余裕がないのは大人の方なんですよね。子どもはそれを真似して言っちゃうし。「アートってよくわからない」って。

だからこそ、ぜひ大人にも読んでほしい一冊だなと思います。私も、自分があまり触れてこなかったジャンルの展覧会に行く前にこの本を読んだりして、心と頭を柔らかくするようにしています。

Vol.2 「ミュージアムの女」宇佐江みつこ

美術館には様々なお仕事がありますが、本著では岐阜県美術館の受付や監視員の方々のお仕事にスポットを当てています。

その仕事の特殊性からか、作品保護の観点で美術館の中の世界を語るというのはなかなか新鮮な内容です。虫を捕らえて古封筒に入れて密封し、報告書を書く姿とか、コミカルで面白いのですが、その日々の細やかなお仕事っぷりに頭が下がります。

コラムでも「学芸員になる人」というテーマでは、「実技専攻から学芸員になった人に出会うと、相当な努力をされたのだな…と」というようなことが書いてあって、美術に携わる人を一緒くたにしがちな私たちの考え方をひっくり返してくれます(詳しくはぜひ読んでみてください!)。

地方の公立美術館からこのような面白い本が出たことが本当に嬉しいです(何様)。ミュージアムショップも面白いですし、岐阜県美術館の活動にこれからも注目していきたいですね。

Vol.3 「アルカイダから古文書を守った図書館員」ジョシュア・ハマー

こういうノンフィクションを読むのは割と珍しいです。が、タイトルの衝撃に惹かれ書店で手に取ってしまいました。

西アフリカのマリ共和国にあるトンブクトゥという都市。ここには各家庭でひっそりと、大事に保存され受け継がれてきた大変貴重な古文書がありました。これらは図書館に少しずつ集められてきたのですが、マリ北部を制圧したアルカイダから、いかにこれらを守ることができるのか…!

この内容だけでグッときませんか。「アフリカの古の学術都市」ですよ。もうワンピースの世界かよっていう。

なぜトンブクトゥが古の学術都市になったのか、古文書が図書館に集められるまでの苦闘も描かれているので、これを読むと私たちの知らないアフリカの姿を知ることができます。

もちろん、アルカイダから古文書を守るために奮闘する姿は、映画ではなく本当にこんな世界があったのか…と、自分の無知っぷりにも胸が痛みます。

そして、命を懸けて貴重な古文書を守り抜いた図書館員に心からの敬意を示したくなる。そんな一冊です。

Vol.4 「今日の人生」益田ミリ

益田ミリさんの作品が私は大好きで、これまでの作品の中でも一番好きかもしれない。ミシマ社のウェブマガジン「みんなのミシマガジン」で連載されていた作品です。

「今日の人生」という書き出しで始まる漫画たち。2コマで終わるような短いのもあれば、まるでエッセイを読んでいるようなグサッと深い漫画もあり、めくるめく、何でもない人生のなかで「人生の美しさ」を漏らさず書き取っている一冊です。

そもそもこの「日々の人生の中で、胸がいっぱいになった瞬間を取りこぼさずに描く」というのは益田ミリさんの作品全体に通ずるテーマなのだと思います。

『どんな瞬間も宝物』『当たり前の日常が一番大事』という、口に出した瞬間から腐り始めてしまいそうな、よくあるポップソングで使い古されてしまったようなフレーズも、実はそれは真実なのだということを証明することに、益田ミリさんは命を懸けているのではないでしょうか。その命がけの優しいエッセイに涙が出ます。

Vol.5 「降伏の記録」植本一子

写真家でありながらその素晴らしい文才に毎度胸を打たれる、植本一子さんの最新作。

夫であるECDの癌が発覚してからの日々、子育てに仕事に看病に心と身体をすり減らしながら、まさに魂をも削って書いた渾身のエッセイです。

「かなわない」「家族最後の日」に続き、日記と書き下ろしというスタイルをとっています。なのでこの2作を読んでから今作を読むのがいいかもしれません。

この方は本当に存在自体が写真機のような、「こぼさず隠さず書く」という、私だったらとても勇気が出ないことをやってのける稀有な書き手だと思います。

植本さんの著作を他人の日記を読むように楽しむ、という方法もあるかもしれませんが、少なくとも私は自分の暮らしと重ね合わせて泣きましたし、書くことで必死に生きている方の存在に救われています。

今作の作中にもあるように、全2作は家族やこれまでの植本さんに関する情報が少なくて、彼女の行動に対する批判も寄せられていました。

今回はそれを振り切るように、本当にすべてを書ききっています。何とまぁ、苦しかったことだろう…と涙が出ます。まずはお身体ご自愛ください。幸せになってほしい、と僭越ながら思いました。

最後に

いかがでしたか?自分なりには渾身のセレクトだったかなと思います。まだまだ他にもご紹介したい本はありました。皆さんの「2017年に読んで面白かった本」もぜひ知りたいです。

あと5本!と言われたらこちらかしら…↓

年内にもう一本くらいはブログ更新できるかな?それではまた次回!

【本日の一品】「美術展の手帖」で作品と向き合った時の心の動きを残そう!

さてさて、前回の記事でお話ししていた「展覧会の鑑賞記録ってどうしてる?」という話題。

http://momonoke.wpblog.jp/zakka/vol29

私はこの手帳を使っております。

[blogcard url=”https://www.shogakukan.co.jp/books/09682208”]

 

私はこの「美術展の手帖」を使い始めました。ミュージアムグッズのコレクションの一つとしてしばらく保存していたのですが、今年は札幌国際芸術祭もあるので満を持して使い始めました。

Amazonでも購入できます。

 

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1冊で16回分の展覧会を記録できます。

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展覧会のデータの他にも…

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好きな作品やそうじゃない作品、一日の行動記録、ミュージアムショップで購入したものを書き込めます。

フリースペースはこんな感じ。これはsunuiの展示を見に行った時のもの。

http://momonoke.wpblog.jp/zakka/vol22

イラストと文章中心に書いていますね。展示を見た後に喫茶店でのんびり書いた記憶があります。この手帖に書いたことをもとにブログの記事を書きます。

こちらは前田麦さんの展示を見に行った時のもの。このときの記事も書きたいなぁ。早く書かなきゃなー。

このときはデジカメを持って行ったので、たくさん写真を撮って印刷して手帳に貼りました。読み返したときに作品の細部がわかるので、新たな発見が常にあるなと思います。

使い終わった手帳にはテプラで日付を振って本棚で保管しています。現在使っている手帳には、背表紙にマスキングテープを巻いて、一目でわかるようにしています。

11月も素敵な展示やイベントだらけなので、またすぐにページが埋まってしまいそう。1冊で16回は少ないのかもしれないですが、じゃあ普通のノートに書きたいかといわれるとそれはちょっと違うし…

「好きな作品」「一日の行動」など、ある程度のガイドラインが手帳にあると、鑑賞する際の基準にもなって楽しめます。今年度いっぱいはこの手帳を使い倒してみようかなと思います。

皆さんもぜひ素敵な作品鑑賞ライフをお過ごしください。

それではまた!

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青い日記帳(編)

美術展の手帖 ¥1,080

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【本日の一品】余ったポストカードの使い道はこれで決まり!

美術館や博物館で購入したポストカード、家の中で眠っていませんか?
記念に買ったから使うのももったいないし、かといって引き出しの中に入れっぱなしにしておくのも…?

そんなお悩みを解決するのにいいなーと思ったのが、こちらの「ポスカホリック」です!

[blogcard url=”http://www.asahi.com/event/poscaholic/”]

 

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一見、普通のスケッチブックに見えますが…

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中はこんな風に、鑑賞の記録と、チケットやポストカードをセットで保存できるようになっているのです。

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ポケットはこんな風にビニールのスリーブタイプです。ですので、手帳に貼らずにとっておきたいポストカードなどを収納しておけるんです。

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ポストカードや撮った写真を入れたり、チラシを切り抜いてマスキングテープや付箋でおしゃれに飾り付けてみてはいかがでしょう。

最近は「ノート術」「手帳術」などの特集もよく見かけるので、そちらも参考にこの「ポスカホリック」でオリジナルの鑑賞記録を作ってみてはいかがでしょうか。

ちなみに私は購入したポストカードに鑑賞記録を書いて、自分の家に送ったりしていました。旅先から送るといろいろ思い出もよみがえるので、我ながら楽しかったなー。

今は違うやり方をしているのですが、それはまた次回ご紹介しますね。

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朝日新聞社

ポストカードでつくるわたしの画集「ポスカホリック」 ¥972

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